基礎生物学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 基礎生物学
科目番号 0102 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _創造工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 生物(東京書籍)、生物基礎(第一学習社)、ニューグローバル生物(東京書籍)、スクエア最新図説生物neo五訂版
担当教員 久保 響子

到達目標

生命の特徴、生物のはたらきを物理化学的視点からみるということを理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
タンパク質と細胞機能細胞機能をタンパク質の機能と結びつけて説明できる。細胞機能、タンパク質の機能をそれぞれ理解している。細胞機能、タンパク質の機能のどちらも理解が不十分である。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
細胞機能、代謝、遺伝子のはたらき、進化について学ぶ。1年次生物を基盤とし、4年次生物化学につながる。
授業の進め方・方法:
講義と質疑応答により進める。随時小テストを行う。
注意点:
1週につき、2時間の自学自習を求める。1年次生物での学習内容を復習し、受講に備えること。受講後は副教材の問題集により知識の定着をはかること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生物と生物学 生物の特徴について理解している。
2週 生物の体を作る細胞・細胞小器官 細胞をつくる物質を列挙できる。細胞の基本的な構造を説明できる。真核生物の細胞小器官の形態と働きを理解している。
3週 タンパク質の構造と働き・酵素反応 タンパク質を列挙できる。タンパク質の構造を理解している。酵素の構造と働きを理解している。酵素反応の調節について説明できる。
4週 生体膜の働きと物質輸送、情報伝達とタンパク質、細胞骨格 生体膜の働きにおけるタンパク質の役割を理解できる。細胞間、細胞内の情報伝達に関わるタンパク質の働きについて理解している。
5週 体内環境を維持する仕組み ヒトの自律神経系、内分泌系の調節について理解している。また関連するタンパク質の働きについて理解している。
6週 免疫 主要な免疫の仕組みを理解している。
7週 前期中間試験
8週 前期中間試験までの復習
2ndQ
9週 エネルギー変化と化学反応 同化と異化について説明できる。代謝におけるATPの役割を説明できる。酸化還元反応とエネルギーの出入りについて理解している。
10週 異化 解糖系、クエン酸回路の電子伝達系過程を理解している。
11週 異化 発酵と解糖について理解している。
12週 同化 光合成の光化学反応について理解している。
13週 同化 炭酸同化について理解している。
14週 同化 化学合成について理解している。窒素同化について理解している。
15週 エネルギー代謝のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 遺伝情報の流れ 遺伝情報の流れについて基礎的用語を理解している。
2週 DNAの構造と複製 DNAの構造について説明できる。DNAの合成について理解している。
3週 遺伝情報の転写と翻訳 RNAの種類について説明できる。遺伝情報の転写について理解している。コドン表について理解している。遺伝情報の翻訳について理解している。
4週 遺伝情報の変化 さまざまな遺伝情報の変化について理解している。
5週 遺伝子の発現調節 原核細胞および真核細胞の転写調節について理解している。
6週 復習
7週 後期中間試験
8週 バイオテクノロジー 遺伝子組換えについて理解している。PCR法について理解している。
4thQ
9週 バイオテクノロジー DNAシーケンシングとゲノムプロジェクトについて理解している。遺伝子導入技術について理解している。
10週 生物の有性生殖 無性生殖、有性生殖を染色体レベル、遺伝子レベルでどのようなことが起きているか説明できる。
11週 動物の発生 動物の発生について概要を説明できる。
12週 植物の発生 植物の発生について概要を説明できる。
13週 生命の起源 生命の起源について理解している。生物の変遷の概略について理解している。
14週 進化のしくみ ハーディ・ワインベルグの法則について説明できる。自然選択について説明できる。
15週 分子進化と分子時計、生物の系統 分子進化について理解している。中立説について理解している。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験ホームワーク・課題受講態度合計
総合評価割合701515000100
基礎的能力205500030
専門的能力50101000070
分野横断的能力0000000