材料学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料学Ⅰ
科目番号 68496 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _創造工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 金属材料工学 宮川大海 森北出版
担当教員 五十嵐 幸徳

到達目標

授業を受けて学んだことを説明することができる。
説明する際は、単なる用語の羅列ではなく、内容をよく理解し、与えられた制約下でまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1答案記入が十分答案記入がほぼ十分答案記入が不十分
評価項目2非常にわかりやすい説明であるほぼ要領を得た説明である要領を得ない説明である 明らかに意味を取り違えている
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械は,鉄やアルミニウムなどいろいろな金属から作られている.ここでは金属の硬さや強さ,変形の機構などの機械的性質を,原子の立場から理論的に説明できる知識を教授し,求められた機能を満たす材料を選択できる能力を育成する.
授業の進め方・方法:
板書をし、適宜質問を受け付ける。また、理解しているかあるいはどう考えるかを確認するため教員側からも質問する。
さらには、課題を与え、それについてレポートを提出する。
注意点:
態度については厳しく指導する。授業を受ける態度でないと判断される場合は退出を求めることもある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.物質の誕生と金属材料学 1.物質の誕生と金属材料学の関係を説明できる。
2週 2.金属および合金の結晶構造 2.金属結合,金属の特性,合金の性質,結晶格子を説明できる。
3週 2.金属および合金の結晶構造 2.金属結合,金属の特性,合金の性質,結晶格子を説明できる。
4週 2.金属および合金の結晶構造 2.金属結合,金属の特性,合金の性質,結晶格子を説明できる。
5週 3.二元合金の平衡状態図 3.金属の凝固過程と二元合金の平衡状態図を説明できる。
6週 3.二元合金の平衡状態図 3.金属の凝固過程と二元合金の平衡状態図を説明できる。
7週 3.二元合金の平衡状態図 3.金属の凝固過程と二元合金の平衡状態図を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 4.金属の塑性変形と格子欠陥 4.転位とその移動,塑性変形機構を説明できる。
10週 4.金属の塑性変形と格子欠陥 4.転位とその移動,塑性変形機構を説明できる。
11週 4.金属の塑性変形と格子欠陥 4.転位とその移動,塑性変形機構を説明できる。
12週 4.金属の塑性変形と格子欠陥 4.転位とその移動,塑性変形機構を説明できる。
13週 4.金属の塑性変形と格子欠陥 4.転位とその移動,塑性変形機構を説明できる。
14週 5.金属の強靱化技法 5.加工硬化,析出硬化,固溶硬化,焼入硬化の原理を説明できる。熱間加工,冷間加工を説明できる。
15週 5.金属の強靱化技法
5.加工硬化,析出硬化,固溶硬化,焼入硬化の原理を説明できる。熱間加工,冷間加工を説明できる。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 6.金属の機械的性質と破壊様式 6.延性破壊,脆性破壊,クリープ破壊,疲労破壊を説明できる。降伏現象,ひずみ時効,青熱ぜい性を説明できる。
2週 6.金属の機械的性質と破壊様式 6.延性破壊,脆性破壊,クリープ破壊,疲労破壊を説明できる。降伏現象,ひずみ時効,青熱ぜい性を説明できる。
3週 6.金属の機械的性質と破壊様式 6.延性破壊,脆性破壊,クリープ破壊,疲労破壊を説明できる。降伏現象,ひずみ時効,青熱ぜい性を説明できる。
4週 6.金属の機械的性質と破壊様式 6.延性破壊,脆性破壊,クリープ破壊,疲労破壊を説明できる。降伏現象,ひずみ時効,青熱ぜい性を説明できる。
5週 6.金属の機械的性質と破壊様式 6.延性破壊,脆性破壊,クリープ破壊,疲労破壊を説明できる。降伏現象,ひずみ時効,青熱ぜい性を説明できる。
6週 7.鉄鋼の製造法 7.製銑,製鋼を説明できる
7週 7.鉄鋼の製造法 7.製銑,製鋼を説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 8.Fe-C系平衡状態図 8.Fe-C系状態図を描き,徐冷組織を説明できる。
10週 8.Fe-C系平衡状態図 8.Fe-C系状態図を描き,徐冷組織を説明できる。
11週 8.Fe-C系平衡状態図 8.Fe-C系状態図を描き,徐冷組織を説明できる。
12週 9.鉄鋼の熱処理 9.等温変態図,連続冷却変態図を説明できる。
 焼ならし,焼なまし,の目的と操作を説明できる。
 マルテンサイト変態とサブゼロ処理を説明できる。
13週 9.鉄鋼の熱処理 9.等温変態図,連続冷却変態図を説明できる。
 焼ならし,焼なまし,の目的と操作を説明できる。
 マルテンサイト変態とサブゼロ処理を説明できる。
14週 9.鉄鋼の熱処理 9.等温変態図,連続冷却変態図を説明できる。
 焼ならし,焼なまし,の目的と操作を説明できる。
 マルテンサイト変態とサブゼロ処理を説明できる。
15週 9.鉄鋼の熱処理
9.等温変態図,連続冷却変態図を説明できる。
 焼ならし,焼なまし,の目的と操作を説明できる。
 マルテンサイト変態とサブゼロ処理を説明できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力0000000
専門的能力800010010100
分野横断的能力0000000