到達目標
1.日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる。
2.国家間や国家内で見られる、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる。
3.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる。また自己の考えを述べることができる。 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的観点から理解できる。 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、現象面から理解できる。 |
評価項目2 | 2.国家間や国家内で見られる、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる。また自己の考えを述べることができる。 | 国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、歴史的観点から理解できる。 | 2.国家間や国家内で見られる、文化的相違に起因する諸問題について、現象面から理解できる。 |
評価項目3 | 3.文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。また自己の考えを述べることができる。 | 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 3.文化の多様性を認識できる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本年度の日本学特論は、「日本現代文学」を実施する。日本近代批評の確立として著名である小林秀雄の代表作「無常という事」「モオツァルト」を講読し、現代社会への合わせ鏡としての批評精神を学ぶ。また「無常という事」に関連して、日本古典文学にも触れる。前半は「無常という事」諸作品を学び、後半は「モオツァルト」を様々な角度から検討する。
授業の進め方・方法:
講義形式。ただし短い発表を求める場合もある。
注意点:
必ず予習を行うこと。発表・討論には積極的に参加すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
唐木順三『無常』冒頭を読む。 |
現代日本においても深刻な問題であるニヒリズムの蔓 延について理解し、現代日本人のニヒリズムが如何なるものかを把握できる。
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2週 |
「当麻」「無常という事」を読む。 |
同上
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3週 |
「徒然草」を読む。伊藤博之『徒然草』併読。Ⅰ |
小林秀雄と伊藤博之の批評精神を理解し、それらの概要を的確かつ簡潔に報告できる。
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4週 |
「徒然草」を読む。伊藤博之『徒然草』併読。Ⅱ |
同上
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5週 |
『ドストエフスキーの生活』序を読む。 |
歴史とは一体どのようなものか、鎌倉時代を例として 考え、受講者なりの歴史観を持つことができる。
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6週 |
「西行」「実朝」を読む。Ⅰ |
同上
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7週 |
「西行」「実朝」を読む。Ⅱ |
同上
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8週 |
「モオツァルト」1~2 を読む。Ⅰ |
異常な自己主張の危険性、それと拮抗する「形式」の存在意義を理解できる。
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4thQ |
9週 |
「モオツァルト」1~2 を読む。Ⅱ |
同上
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10週 |
「モオツァルト」3~5 を読む。 |
その人個人の「生産」において、何が根底となっているのかを捉える視点を持つことができる。
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11週 |
「モオツァルト」6~8 を読む。 |
その人個人の「生産」において、努力と忍耐の意味を捉える視点を持つことができる。
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12週 |
「モオツァルト」9~11を読む。「酔漢」併読。Ⅰ
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芸術が人に与える影響について、受講者なりの見解を 持ち、それを的確かつ簡潔に報告できる。
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13週 |
「モオツァルト」9~11を読む。「酔漢」併読。Ⅱ |
同上
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14週 |
まとめと総合討論Ⅰ |
人それぞれのありようの多様性を認識し、互いの感情・考え方を尊重することの大切さを理解できる。
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15週 |
まとめと総合討論Ⅱ |
同上
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 4 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 4 | |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 4 | 後13 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 | 80 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |