日本学特論

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 日本学特論
科目番号 0010 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目・共通専門科目 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 菊池寛『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』(新潮文庫)、ほかプリントを配布
担当教員 加田 謙一郎

到達目標

1.近代小説を意味論的に読解できる。
2.文芸的理会を深め、各自の読解を踏まえて論じることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安理想的な到達レベルの目安(良)理想的な到達レベルの目安(可)不可
意味論的理解日本近代における「封建思想」について理会し説明できる。また、各自の歴史観を踏まえて論じることができる。日本近代における「封建思想」について理会し説明できる。日本近代における「封建思想」について理会できる。左記に到達できない。
文芸的理解文芸作品における「封建思想」の描かれ方について理会し説明できる。また、各自の読解を踏まえて論じることができる。文芸作品における「封建思想」の描かれ方について理会し説明できる。文芸作品における「封建思想」の描かれ方について理会できる。左記に到達できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講は、菊池寛の短編小説群を、意味論的に読解し、日本近代における「封建思想」について理会を深め、自らの歴史観を形成すること目的とする。
授業の進め方・方法:
基本的に演習形式。事前に発表者を決めて、演習を行う。またその際には討議を行う。要所要所では、講義形式の授業も行う。
注意点:
発表者は発表に際してレジュメ(レポート:課題として提出)を作成すること。発表者以外の受講者も積極的に討議に参加すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 井筒俊彦「意味論序説」 意味論とは何かを理会し、説明できる。
2週 同上 同上
3週 「恩を返す話」 菊池寛の短編小説を意味論的に読解し、テクスト中の「封建思想」について論じることができる。
4週 「忠直卿行状記」 同上
5週 「恩讐の彼方に」 同上
6週 「藤十郎の恋」 同上
7週 「ある恋の話」 同上
8週 「極楽」「形」 同上
4thQ
9週 「蘭学事始」 同上
10週 「入れ札」 同上
11週 「俊寛」 同上
12週 伊藤博之「風狂の文学」
文芸の享受が、各時代の世相に影響を受けることを理会し、説明できる。
13週 同上 同上
14週 まとめ 日本近代における「封建思想」について理会を深め、自らの歴史観を形成できる。
15週 振り返りと試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題提出相互評価討論ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力801001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000