システム計画学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 システム計画学
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目・共通専門科目 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 システム工学,古川正志,コロナ社
担当教員 竹村 学

到達目標

工学的問題を解析するためには,その構造的特長を把握して適切な表現方法により記述されなければならない.また、複数の解法が存在する場合には,解法ごとの特性を理解して有効な解法を選択し適用できるようになることを目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1対象システムを構造的特長に合わせて,適切に分類することができる.対象システムを分類することができる.左記ができない.
評価項目2対象問題の構造をネットワークや行列表現で正しく記述することができる.対象問題の構造を記述することができる.左記ができない.
評価項目3特定の問題に対して複数の解法を適用して,正しく問題の考察を行うことができる.特定の問題に対して複数の解法を適用して,解くことができる.左記ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでに学んできた基礎的な情報処理技術を駆使して,実践的な問題を解析するための理論を学習する.従来の解析手法に加えて近年注目されている解法についても積極的に取り入れて学習し,実践力を育成する.
授業の進め方・方法:
レポート10%,小テスト20%,中間試験35%,期末試験35%で評価し,総合評価60点以上を合格とする.小テストは学習した解法ごとに行う.試験問題のレベルは教科書章末の演習問題と同程度とする.この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートやミニテストを実施します.
注意点:
【オフィスアワー】授業当日の12:00-12:40,14:30-15:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システム工学序論 システム工学の概念を理解することができる.システムの分類を行うことができる.
2週 システム工学序論 同上
3週 システム表現(グラフ表現) 対象の問題をグラフ理論に沿って頂点と辺によって記述することができる.
4週 システム表現(グラフ表現) 同上
5週 システム表現(行列表現) 対象の問題を隣接または接続行列として記述することができる.
6週 システム表現(行列表現) 同上
7週 システムの最適化(線形計画法) 最適化問題を解く際の数理計画法の基本となる線形計画法を理解することができる.シンプレックス法を理解することができる.
8週 システムの最適化(線形計画法) 同上
2ndQ
9週 システムの最適化(線形計画法) 同上
10週 システムの最適化(分枝限定法) 最適解法(厳密解法)の一つである分枝限定法の原理を理解することができる.
11週 システムの最適化(分枝限定法) 同上
12週 システムの最適化(分枝限定法) 同上
13週 システムの最適化(遺伝的アルゴリズム) 近似解法として注目されている遺伝的アルゴリズムの原理を理解することができる.
14週 システムの最適化(遺伝的アルゴリズム) 同上
15週 前期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。4
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。4
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力2000001535
専門的能力5000001565
分野横断的能力0000000