総合技術論

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 総合技術論
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目・共通専門科目 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 講師作成の資料等
担当教員 瀨川 透,飯島 政雄,佐藤 貴哉,森永 隆志

到達目標

様々な分野の最新技術や研究開発の現状などを理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1いろいろな専門分野の技術動向を説明し、自身の考えを明確に述べることができる。いろいろな専門分野の技術動向を説明できる。他分野の技術動向を説明できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(D) 工学の基礎学力と情報技術を身につける。 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各教員や講師の研究関連分野の科学史や人間社会との関わり、最新技術や研究開発の現状など技術に関する幅広い教養を身につける。
授業の進め方・方法:
専攻科担当教員および第一線で活躍する学外の研究者が1回づつ講義を担当する。
注意点:
講義はK-ARC(大会議室)で行う。高専からのシャトルバスを利用するなどして各自集合すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 総合技術論オリエンテーション
クラウン減速機の開発(佐々木)
ガイダンス
減速機の開発の過程を理解し技術開発に必要な能力が理解できる。
2週 次世代電池のための電池材料設計(森永) 次世代電池に求められる 性能と、電池材料の設計指針について理解できる。
3週 真空技術(矢吹) 身近な真空技術と最新の真空技術を説明できる。
4週 光の吸収・放出と応用技術(瀬川) 光の吸収や放出についての原理を理解し、光が関わるいくつかの現象の応用技術について説明できる。
5週 VLSI技術(佐藤(淳)) SoCの活用状況を把握し、従来のLSIとSoCの違いを理解できる。
6週 ソフトウェア工学(三村) ソフトウェア開発におけるシステム分析/設計/実装およびオブジェクト指向の概念が説明できる。
7週 組織の文化とパフォーマンスとの関係(伊藤、東北大) 国際的な企業統合の事例分析から技術経営に関わる基礎理論を機械できる。
8週 医療用画像と数値流体力学解析への応用(中山) 医療用画像診断装置から出力される画像からの臓器形状の構築とシミュ レーションについて理解できる。
2ndQ
9週 自然エネルギーの可能性と課題(本橋) 風力、水力、太陽エネルギーなどの自然エネルギーの特徴と可能性および課題について理解できる。
10週 非接触給電技術の最前線(松木、東北大) 携帯,電気自動車、医療などに応用される世界最先端の非接触給電先端技術の概要が理解できる。
11週 風車の空力設計と問題点(斉藤、JAXA) 風車を設計する場合の空気力学的なポイントと現在の風車の問題点が理解できる。
12週 エネルギーマネーマネジメント(末永) 我が国のエネルギー消費の実態をもとに、エネルギーマネーマネジメント全般を理解できる。
13週 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究活動(鷲尾) 海洋資源開発の現状および深海調査活動の意義について理解できる。
14週 知財の重要性と活用(佐藤(貴)) 知的財産とは何か。技術開発における知財の意義と重要性、活用等について理解できる。
15週 シクロデキストリンの化学とその利用技術(飯島) シクロデキストリンの基礎化学と応用可能性が理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術史技術史歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000