工学的問題を解析するためには,その構造的特長を把握して適切な表現方法により記述されなければならない.また、複数の解法が存在する場合には,解法ごとの特性を理解して有効な解法を選択し適用できるようになることを目標とする.
概要:
これまでに学んできた基礎的な情報処理技術を駆使して,実践的な問題を解析するための理論を学習する.従来の解析手法に加えて近年注目されている解法についても積極的に取り入れて学習し,実践力を育成する.
授業の進め方・方法:
レポート10%,小テスト20%,中間試験35%,期末試験35%で評価し,総合評価60点以上を合格とする.小テストは学習した解法ごとに行う.試験問題のレベルは教科書章末の演習問題と同程度とする.自学自習を目的に、前回の講義内容に沿ったミニテストを実施する.(小テストの評価に含める)
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 導関数の定義を理解している。 | 4 | |
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。 | 4 | |
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。 | 4 | |
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。 | 4 | |
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。 | 4 | |
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。 | 4 | |
いろいろな関数の偏導関数を求めることができる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | ソフトウェア | 時間計算量や領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを理解している。 | 5 | |
アルゴリズムの概念を説明できる。 | 5 | |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 5 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 5 | |
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。 | 5 | |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。 | 3 | |
計算機工学 | 基本的な論理演算を行うことができる。 | 5 | |