専攻科研究Ⅱ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 専攻科研究Ⅱ
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 8
開設学科 専攻科一般科目・共通専門科目 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 指導教員の指示による
担当教員 宍戸 道明

到達目標

研究課題の解決に向けた研究遂行能力と研究発表能力および研究達成能力を身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 「研究遂行能力の評価」研究状況を把握して計画を見直しながら継続的に研究に取り組むことができる.また課題解決に向けた実施計画と取組内容について,継続的かつ分かりやすく研究ノートに記載できる.必要に応じて他者と協調・協働して課題に取り組むことができる.自主的,計画的に研究に取り組むことができる.実施計画と取組内容を研究ノートに記載できる.積極的に研究に取り組むことができない.計画や実施内容を研究ノートに記載できない.
評価項目2 「研究発表能力の評価」分かりやすい資料作成および口頭での説明ができ,質疑に対して適確に応答できる.他者の模範となる発表である.分かりやすい資料作成および口頭での説明ができ,質疑に対して適確に応答できる.資料・説明が分かりにくく,質疑に対しても適確に応答できない.
評価項目3 「研究達成能力(学修の成果)の評価」結果に対して優れた解析や客観的な考察ができ,説得力のある論理的な文章で論文を作成できる.継続的に実験計画および実施内容を研究ノートに記載できる.課題の目的を高いレベルで達成できる.結果に対して妥当な解析や考察ができ,論理的な文章で論文を作成できる.実験計画および実施内容を研究ノートに記載できる.課題の目的を達成できる.結果に対する妥当な解析や考察を行うことができず,分かりやすい日本語で論文を作成できない.課題の目的を達成できない.

学科の到達目標項目との関係

②自ら考え計画し、能力を総合的に発揮して問題を解決できる能力 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学生毎にテーマが定められ,多面的な知識・技術を統合して創造力や応用力を発揮し,自主的に研究課題の解決に取り組む.専攻科研究Ⅱでは専攻科研究Ⅰでの成果をもとに目標達成に向けた研究遂行と進捗管理を行う.
授業の進め方・方法:
担当教員の個表に記載されている研究分野に関連した課題が与えられる.担当教員と定期的にディスカッションを重ねて,主体的かつ継続的に課題に取り組む.実施計画および内容については担当教員の指示に従うこと.
注意点:
学位取得のための”学修総まとめ科目”になっている.大学改革支援・学位授与機構に対して学位の申請手続きと「履修計画書」を10月に,「成果の要旨」を2月に提出しなければならない.

事前・事後学習、オフィスアワー

担当教員の指示に従うこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究テーマの確認と解決すべき課題の設定 自主的,計画的,継続的に研究を推進でき,課題解決のために発想できること.そして結果に対して客観的に評価し考察できること.
2週 実施計画の立案と研究ノートの作成 同上
3週 研究の遂行と進捗管理 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
2ndQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週
後期
3rdQ
1週 同上 同上
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
4thQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 研究論文の作成 結果に対して妥当な解析や考察ができ,論理的な文章で論文を作成できること.
15週 研究発表会 分かりやすい資料作成および口頭での説明ができ,質疑に対して適確に応答できること.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力基盤的資質・能力自己理解自己理解周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。4
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。4
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。4
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。4
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。4
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。4
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4

評価割合

研究論文(学修の成果)研究遂行能力(研究実施状況と研究ノート)口頭発表合計
総合評価割合602020100
専門的能力602020100