創造工学実習(MC)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 創造工学実習(MC)
科目番号 0057 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科一般科目・共通専門科目 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:4
教科書/教材 なし
担当教員 渡部 誠二,矢吹 益久

到達目標

与えられたテーマに基づく製品の構想・設計・製作を通じて,問題発見,課題解決,共同作業ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機能を実現するために必要な技術課題を必要十分数提示することができる.機能を実現するために必要な技術課題をひとつ以上提示することができる.機能を実現するために必要な技術課題を提示することができない.
評価項目2製品実現のために解決すべき技術課題について,複数の解決法を提案することができる.製品実現のために解決すべき技術課題について,解決法を提案することができる.製品実現のために解決すべき技術課題について,解決法を提案することができない.
評価項目3グループ内での作業分担を理解し,他者へ指示を出すことができる.グループ内での作業分担を理解し,自分の役割を実行することができる.グループでの作業分担のあり方を理解し,実現できない.

学科の到達目標項目との関係

②自ら考え計画し、能力を総合的に発揮して問題を解決できる能力 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「人の暮らしを便利にする製品」などの課題を提示し,アイディアを実現する製品を設計,製作,改良する.アイディアを具現化する一連の流れを経験することで,創造性を養う.
授業の進め方・方法:
受講生数に応じて適宜班分けを行い,班でひとつの製品を実現する.安全や法令に関する項目以外は,学生のアイディアを尊重し,自発的に設計,製作を進めるようにする.評価は、プレゼンテーション50%(構想の独創性,構想に沿った設計の完成度,問題点の把握と解決方法,話し方・質疑応答とPPTの見やすさ,製品の完成度),レポート20%,研究ノート15%,授業態度15%として総合的に評価する.総合評価において,60点以上を合格とする.
注意点:
・各個人が積極的に参加する姿勢が必要である。
・本授業は、本科科目である工学実験実習Ⅰ~Ⅳ(2年~5年)、機械設計製図(4年~5年)、機械・電気製図(2年~3年)の学習内容を生かせるので適宜復習しておくことが望ましい。
なお,「不可」となった学生に対しては,1回のみ再試験を実施する。
ただし,未提出の課題がある者については再試験を行わない。

事前・事後学習、オフィスアワー

【事前・事後学習】:実施して週に学習報告書を授業担当教員に提出して、進捗状況のチェックをうける。
【オフィスアワー】:授業実施日の16時~17時

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業説明とテーマの提示
チーム編成
各チームでテーマを解釈し、課題を見つけるための情報収集を行うことができる。
2週 情報収集と企画の検討1 収集した情報を分類・分析し、見つけた課題に対する解決案を考え、解決案を実現するための企画・製作物を検討することができる。
3週 情報収集と企画の検討2 収集した情報を分類・分析し、見つけた課題に対する解決案を考え、解決案を実現するための企画・製作物を検討することができる。
4週 情報収集と企画の検討3 収集した情報を分類・分析し、見つけた課題に対する解決案を考え、解決案を実現するための企画・製作物を検討することができる。
5週 企画の修正と決定 教員からの企画に対するアドバイスを受け、修正案を検討し、企画を決定することができる。
6週 構想発表会 自分のチームの企画・製作物に関する構想を正確に他者に伝えることができ、他者の意見を理解することができる。
7週 企画の修正と購入物品の検討 コストや納期に配慮し、課題を解決するための設計・製作を行うことができる。
8週 製作1 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
2ndQ
9週 製作2 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
10週 製作3 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
11週 製作4 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
12週 製作5 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
13週 製作6 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
14週 製作7 課題に対して安全性や経済性の面も考慮した設計・製作を行うことができる。
安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
15週 中間発表会1 チームの製作物の特徴および現段階での進行状況、今後の予定を説明でき、他者の発表も理解することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 製作 8 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
2週 製作 9 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
3週 製作10 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
4週 製作11 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
5週 製作12 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
6週 製作13 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
7週 製作14 安全性やコスト、納期に配慮した作品の製作を行うことができる。
8週 中間発表2 チームの製作物の特徴および現段階での進行状況、今後の予定を説明でき、他者の発表も理解することができる。
4thQ
9週 製作15 中間発表会での他者からのコメントを理解し、製作物の改良に必要な情報を収集することができる。
10週 製作16 自らのアイデアを客観的に観察し、作品に改良や変更を加えることができる。
11週 製作17 改良方法の合理性を客観評価でき、不具合への対策案を考えることができる。
12週 製作18 改良方法の合理性を客観評価でき、不具合への対策案を考えることができる。
13週 製作19 完成した作品に対する機能や性能の評価を行うことができる。
14週 成果発表会 チームの作品に関しての特徴を他人に分かりやすく伝えることができ、他者の発表も理解することができる。
15週 報告書作成 正しい日本語で、作品や製作過程についての報告書を作成することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

発表態度ポートフォリオ報告書合計
総合評価割合50151520100
基礎的能力2055535
専門的能力20551040
分野横断的能力1055525