到達目標
複素数変数の微分・積分の初歩を理解し,実関数の積分に応用することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コーシー・リーマンの関係式を用いて,正則関数であることを示せる。 | 複素微分を理解し,その基本的な計算ができる。 | 複素微分の基本的な計算ができない。 |
評価項目2 | コーシーの積分定理・表示を用いて複素積分の計算ができる。 | 複素積分を理解し,基本的な計算ができる。 | 複素積分の基本的な計算ができない。 |
評価項目3 | 留数定理を理解し,実積分の基本的な計算に応用できる。 | 孤立特異点の概念を理解し,留数の計算ができる。 | 留数の計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科で学んだ複素数,実数変数の微分・積分の内容を基に,複素数変数の微分・積分の初歩を学習する。
授業の進め方・方法:
基本的事項や論理的内容を講義で説明し,応用については演習で学習する。演習を行う際には,初めに例題について解説し,そのあとに類題やより高度な問題に取り組んでもらう。
注意点:
定期試験40%,定期外試験30%,レポート20%,授業への取り組み10%で評価し,総合評価60点以上を合格とする。各試験においては達成目標に即した内容を出題する。試験問題のレベルは授業で取り扱った問題と同程度とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
複素数・複素平面 |
複素数の基本的な計算ができる。 複素数の幾何学的意味を理解する。
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2週 |
複素関数(1) |
複素関数の概念を理解する。 基本的な複素関数を理解する。
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3週 |
複素関数(2) |
多価関数について理解する。
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4週 |
複素微分(1) |
正則関数,コーシー・リーマンの関係式について理解する。
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5週 |
複素微分(2) |
正則関数に関する基本的な計算ができる。
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6週 |
定期外試験 |
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7週 |
複素積分(1) |
複素積分を理解する。
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8週 |
複素積分(2) |
コーシーの積分定理を理解する。
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4thQ |
9週 |
複素積分(3) |
コーシーの積分表示を理解する。
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10週 |
整級数 |
整級数の収束について理解する。
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11週 |
正則関数の展開(1) |
テイラー展開を理解する。
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12週 |
正則関数の展開(2) |
ローラン展開を理解する。
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13週 |
孤立特異点と留数 |
特異点を理解する。 留数を理解し,計算できる。
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14週 |
留数定理(1) |
留数定理を理解し,実積分の計算に応用できる。
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15週 |
留数定理(2) |
留数定理を理解し,実積分の計算に応用できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |