概要:
本講義では工学の基礎となる科目として,ものづくりに必要な力学的な問題を扱う.静力学と動力学における基礎的事項を習得した後,エネルギー・動力の概念を学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義した内容について課題を与えるので翌週までに解いてきて,次の授業で学生が解説する.中間試験40%,期末試験40%,課題への取組20%で総合評価し,60点以上で合格とする.試験問題のレベルは教科書の例題,演習問題と同程度とする.
注意点:
与えられた課題を解いてくること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 3 | 前1 |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 3 | 前4 |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 3 | 前7 |
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。 | 3 | 前5 |
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。 | 3 | 前5 |
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。 | 3 | 前5 |
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。 | 3 | 前5 |
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。 | 3 | 前2 |
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。 | 3 | 前2 |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 3 | 前4 |
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 3 | 前4 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 3 | 前4 |
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 前3 |
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 前11 |
仕事の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 前9 |
てこ、滑車、斜面などを用いる場合の仕事を説明できる。 | 3 | 前9 |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 3 | 前9,前10 |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 3 | 前9,前10 |
動力の意味を理解し、計算できる。 | 3 | 前9,前10 |
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。 | 3 | 前6 |
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。 | 3 | 前12 |
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。 | 3 | 前13 |