音響工学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 音響工学
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 書名:音響工学(電子情報通信学会大学シリーズ)、著者:城戸健一、発行所:コロナ社 
担当教員 栁本 憲作

到達目標

音響管内を伝播する音について速度ポテンシャルによる平面波の波動方程式を導出し、これにより共鳴周波数を計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1平面波の波動方程式を導出できる平面波、球面波、線音源、点音源がわかる。音の物理的性質を理解していない。
評価項目2速度ポテンシャルにより波動方程式を表せる。音圧レベルを計算できる。音響管内の定在波が理解できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
騒音問題や車室をはじめ居住空間内の音場を解析するために必要な音響工学を学ぶために、音波の持つ物理的な側面から講義をおこなう。
授業の進め方・方法:
概ね教科書の単元に基づいて行っていく。講義では、pptを用いたスライドでおこなう。講義の理解度を確認するために、毎回、課題を出すので次回までにレポートにて提出を求める。
注意点:
オフィスアワー:常時

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 音響信号について 音の信号としての扱いを理解できる。
2週 信号の統計的処理 自己相関関数、相互相関関数を理解する。
3週 音波の基礎 音のフーリエスペクトルを理解できる。
4週 平面波の波動方程式 平面波の波動方程式を理解する。
5週 速度ポテンシャル 速度ポテンシャルによる波動方程式を理解する。
6週 球面波 球面波が理解できる。
7週 点音源 体積速度を用いた点音源が理解できる。
8週 音響管の波動方程式 音響管の境界条件と平面波の波動方程式が理解できる。
2ndQ
9週 音圧分布と粒子速度分布 音響管内の定在波が理解できる。
10週 音の単位とレベル 音圧レベル、音響パワーレベルなど、単位系が理解できる。
11週 音の速度 音の速度が理解できる。
12週 音の伝搬 音波の反射、屈折、透過などの物理的性質を理解できる。
13週 室内の音響 透過損失、室定数、吸音率など、理解できる。
14週 音響の測定方法 音の測定法や測定機器を理解できる。
15週 音響の利用について 音響を用いた計測技術について理解できる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3000003060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000