工業分析化学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業分析化学
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 各教員作成の資料
担当教員 戸嶋 茂郎

到達目標

取り上げた各機器分析法について、測定原理および特徴、装置の概略、被分析試料の調製,測定操作およびデータ解析までの流れを理解できる。また習得した機器分析法を専攻科実験あるいは専攻科研究において実践することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機器分析法について、測定原理および特徴、装置の概略、測定からデータ解析までの流れを良く理解でき、実践することができる。機器分析法について、測定原理および特徴、装置の概略、測定からデータ解析までの流れを理解できる。機器分析法について、測定原理および特徴、装置の概略、測定からデータ解析までの流れを理解できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(E) 一つの得意専門分野をもち,生産技術に関する幅広い対応能力を身につける。 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
様々な機器分析法の原理,特徴および装置の概略等について講義を行う.この講義で得た知見をもとに専攻科実験を行い,各分析法の理解を深め,専攻科研究に活かせるようにする.
授業の進め方・方法:
オムニバス方式でおこない,毎回担当教員が一つの機器分析法について講義をおこなう.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 原子吸光分析法 原子吸光分析法の原理を理解し、説明できる.
2週 吸光光度法 吸光光度法の原理を理解し、説明できる.
3週 比表面積測定法 比表面積測定法の原理を理解し、説明できる.
4週 X線回析装置 X線回析装置の原理を理解し、説明できる.
5週 PCR法・アガロースゲル電気泳動 PCR法・アガロースゲル電気泳動の原理を理解し、説明できる.
6週 走査型電子顕微鏡 走査型電子顕微鏡の原理を理解し、説明できる.
7週 誘導結合プラズマ発光分析装置 誘導結合プラズマ発光分析装置の原理を理解し、説明できる.
8週 高速液体クロマトグラフィー 高速液体クロマトグラフィーの原理を理解し、説明できる.
2ndQ
9週 ポリアクリルアミドゲル電気泳動 ポリアクリルアミドゲル電気泳動の原理を理解し、説明できる.
10週 フーリエ変換赤外線吸収法 フーリエ変換赤外線吸収法の原理を理解し、説明できる.
11週 超伝導核磁気共鳴装置 超伝導核磁気共鳴装置の測定原理を理解し、説明できる.
12週 ゲル浸透クロマトグラフフィー ゲル浸透クロマトグラフフィーの原理を理解し、説明できる.
13週 熱分析 熱分析の原理を理解し、説明できる.
14週 力学的性質の測定 力学的性質の測定原理を理解し、説明できる.
15週 まとめ・レポート作成
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野分析化学光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。5前1,前2,前7,前10
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。5前1,前2,前7
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。5前8,前12
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000