集積回路設計

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 集積回路設計
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 本講義は、株式会社半導体理工学研究センター寄付講座の支援を受け、同講座の講義資料を使用する。
担当教員 佐藤 淳

到達目標

システムLSI の重要性と問題点、システムLSI を構成する要素、システムLSI の下流工程の設計技術(動作合成、論理合成、レイアウト設計、検証)を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システムLSI設計の流れを理解できる。システムLSI設計の流れを理解できる。システムLSI設計の流れを理解できない。
評価項目2システムLSI設計の要素技術を理解できる。システムLSI設計の要素技術を理解できる。システムLSI設計の要素技術を理解できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

③専門分野に加えて基礎工学をしっかり身につけた生産技術に関る幅広い対応力 説明 閉じる

教育方法等

概要:
システムLSI の重要性と問題点、システムLSI を構成する要素、システムLSI の下流工程の設計技術(動作合成、論理合成、レイアウト設計、検証)について講義する。
授業の進め方・方法:
Bbで提供する教材を基に講義を進める。各講義終了時にBb上で理解度チェックを実施する。
注意点:
遠隔講義にて実施

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワー:水曜日16時から17時

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システムLSI およびシステムLSI 設計フロー システムLSI の実装、設計手順を説明できる。
2週 システムLSI 構成要素(1) システムLSI の構成要素とIP の役割について説明できる。
3週 システムLSI 構成要素(2)
4週 機能・論理設計(1) 論理合成と動作合成の手法の概要を説明できる。
5週 機能・論理設計(2)
6週 機能・論理設計(3)
7週 機能・論理検証(1) 検証技術の重要性、役割、手法の概要を説明できる。
8週 機能・論理検証(2)
2ndQ
9週 レイアウト設計(1) 簡単な論理回路のレイアウト設計ができる。
10週 レイアウト設計(2)
11週 レイアウト設計(3)
12週 低消費電力設計(1) 低消費電力設計の重要性と低消費電力を実現する手法
を説明できる。
13週 低消費電力設計(2)
14週 テスト容易化設計 テスト容易化設計の必要性と手法を説明できる。
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。5
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。5
組合せ論理回路を設計することができる。5
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。5
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。5
与えられた順序回路の機能を説明することができる。5
順序回路を設計することができる。5
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。5
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。5
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。5
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。5
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。5
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。5
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000