実践電気電子工学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 実践電気電子工学
科目番号 0032 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 樋渡涓二,エレクトロニクス入門,コロナ社
担当教員 渡部 誠二

到達目標

エレクトロニクスは、コンピュータ、材料、通信システムなど様々な分野で多岐にわたって応用されている.各自の専門分野にかかわるエレクトロニクスについて理解が深まるように幅広く概要を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気磁気学や回路工学の概要や基礎が理解できる.電気磁気学や回路工学の概要や基礎がだいたい理解できる.電気磁気学や回路工学の概要や基礎が理解できない.
評価項目2半導体工学の概要や基礎が理解できる.半導体工学の概要や基礎がだいたい理解できる.半導体工学の概要や基礎が理解できない.
評価項目3各自の専門に関するエレクトロニクスの応用についてわかりやすく説明できる.各自の専門に関するエレクトロニクスの応用についてだいたい説明できる.各自の専門に関するエレクトロニクスの応用について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エレクトロニクスの知識は,電気電子系以外の学生にとっても大変重要である.製品を設計開発する場合は,自分の専門以外の分野のエンジニアと議論や検討を重ねて進められていく.教員の製品開発設計の経験によって得られたノウハウを反映したうえで,電気磁気学から情報にわたって幅広くエレクトロニクスの基礎を学んでゆく.
授業の進め方・方法:
e-ラーニング形式による遠隔授業を基本とするが、前期途中から対面式授業となる場合もある.期末試験40%(状況の変化によっては,課題提出による評価に変更となる場合がある.),課題(プレゼンテーション資料30% ,レポート20%),授業態度10% (受講状況,課題提出期限の厳守などを評価)として総合的に評価する.各試験においては,達成目標に則した内容を選定して出題する.試験問題のレベルは,教科書および板書,授業ノートと同程度とする.総合評価で60 点以上を合格とする.
注意点:
総合評価の点数が60点未満の場合,申し出があれば再試験またはレポートの提出を実施する.

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワーは,月曜日14:30~16:00,木曜日14:30~16:00とするが,教員室に在室しているときであれば,いつでも可能である.遠隔授業のときは,Teamsやメール等で対応する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気磁気学の基礎 静電気と青磁気において,クーロンの法則が説明できる.
2週 電気磁気学の基礎 キルヒホッフの法則を説明できる.抵抗の直並列接続の合成抵抗が計算できる.
重ね合わせの理,テブナンの定理を使った回路の計算ができる.
3週 電気磁気学の基礎 アンペアの法則を説明できる.フレミングの法則ならびにファラデーの法則が説明できる.自己インダクタンス,相互インダクタンスによる変圧器の解析ができる.
4週 過渡現象 RL,RC直列回路の過渡現象について解析できる.
5週 過渡現象 RL,RC直列回路の過渡現象について解析できる.
6週 交流回路の基礎 記号法による交流回路の基本的な解析ができる.
7週 交流回路の基礎 記号法による交流回路の基本的な解析ができる.
8週 交流回路の基礎 dBの計算、アナログフィルタの解析ができる.
2ndQ
9週 電子デバイス ダイオード,トランジスタの動作原理がわかる.
10週 電子デバイス ダイオード,トランジスタの動作原理がわかる.
11週 期末試験
12週 期末試験解答説明
最近のエレクトロニクス技術
各自の専門分野で,電気・電子系分野と関連のある最新技術について調査する.
13週 最近のエレクトロニクス技術 各自の専門分野で,電気・電子系分野と関連のある最新技術について紹介する.紹介をとおして,さらに調査内容について理解が深められる.
14週 最近のエレクトロニクス技術 各自の専門分野で,電気・電子系分野と関連のある最新技術について紹介する.紹介をとおして,さらに調査内容について理解が深められる.
15週 最近のエレクトロニクス技術 各自の専門分野で,電気・電子系分野と関連のある最新技術について紹介する.紹介をとおして,さらに調査内容について理解が深められる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題授業態度合計
総合評価割合405010100
基礎的能力40201070
専門的能力030030
分野横断的能力0000