地域コミュニティ学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 地域コミュニティ学
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(機械コース) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 摘便プリント等を配布
担当教員 山田 充昭,神田 和也,伊藤 卓朗,正村 亮

到達目標

居住地域の基礎データ、産業、伝統、文化を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1居住する地域の特徴をよく理解し、それを分かりやすい表現で発信することができる。居住する地域の特徴を理解し、それを自分なりの表現で発信することができる。居住する地域の特徴をあまり理解できない。また、それを自分なりの表現で発信することができない。
評価項目2地域の基礎データ、産業、伝統、文化をよく理解できる。地域の基礎データ、産業、伝統、文化を理解できる。地域の基礎データ、産業、伝統、文化を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

(A)知識を統合し多面的に問題を解決する構想力を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
居住する地域の基本データや産業、伝統、歴史・文化などを知る。
居住する地域の特徴について、自分なりに理解し、それをまとめて周りに発信する。また、他人の発信する内容を共有することで、地域についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
面接授業および遠隔授業によるハイブリッド型授業とレポート提出を基本とする。
注意点:
成績評価は、レポートによって総合的に評価し、総合点50点以上を合格とする。

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワー:授業開講日の16:00〜17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
山形県の統計データを調べる・知る・考える
科目の内容や進め方を理解できる。
山形県の各種統計データを調べて、特徴を理解することができる。
2週 社会や企業で求められる人材 社会や企業で求められる人材像について、「自主行動型」「コミュニケーション」「EQ」等の語句を用いて説明できる。また、そうしたニーズに対応するため、自分自身が改善すべき点を挙げることができる。
3週 地元企業経営者講演 地域企業経営者の講演を通して、地域産業の特徴や今後の課題等を理解することができる。
4週 鶴岡の地域振興を考える ~ 歴史資源をいかした観光プラン ~ 〇人口や産業に関するデータを収集し、鶴岡の地域的特性を説明することができる。
〇歴史資源を活用し、鶴岡の地域振興を意識した観光アイディア考案することができる。
5週 身の周りの生物・食文化などから地域季節を感じる 身の周りの変化(生物、食、ファッションなど)を通して、地域独自の季節を感受し、表現することができる。
6週 庄内地域の伝統芸能 庄内地域の伝統芸能を通して、地域の歴史や文化を理解し、他者に伝えることができる。
7週 伝統芸能の比較解析 山形県全域の伝統芸能を比較し解析することができ、地域特性や居住する地域の歴史文化を他者に伝えることができる。
8週 振り返り 学んできた地域の統計データ、産業、観光、伝統芸能、歴史などを総合して、地域の特徴や未来について表現することができる。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。2
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。2
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。2
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。2
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。2
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2
法令やルールを遵守した行動をとれる。2
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。2
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。2
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。2
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。2
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。2
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。2
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。2
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。2
企業には社会的責任があることを認識している。2
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。2
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。2
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。2
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。2
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。2
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。2
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力3000100040
専門的能力1000100020
分野横断的能力3000100040