総合工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 総合工学Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(機械コース) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリント配布
担当教員 保科 紳一郎,森永 隆志,髙橋 聡,正村 亮,田中 勝,荒船 博之

到達目標

1.工学の基礎となる技術者倫理、知的財産の基礎を理解できる。
2.工学の基礎となる数学・英語の学び方を理解できる。
3.アントレプレナーシップについて必要性を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学の基礎となる技術者倫理、知的財産の基礎を良く理解できる。 工学の基礎となる技術者倫理、知的財産の基礎を理解できる。 工学の基礎となる技術者倫理、知的財産の基礎を理解できない。
評価項目2工学の基礎となる数学・英語の学び方を良く理解できる。 工学の基礎となる数学・英語の学び方を理解できる。 工学の基礎となる数学・英語の学び方を理解できない。
評価項目3アントレプレナーシップについて必要性を良く理解できる。アントレプレナーシップについて必要性を理解できる。アントレプレナーシップについて必要性を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術者倫理、知的財産、英語・物理(数学)、起業など技術者として必要な基礎知識を確認する。
グループディスカッションを取り入れる事で、コミュニケーション力、発言力、思考力を総合的に育む。
授業の進め方・方法:
講義ならびのグループディスカッション、レポート提出を基本とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 担当教員の自己紹介、シラバスの見方、授業の目標、進め方、評価の仕方等を伝える。
2週 先端材料と地球環境1 先端材料について理解し、地球環境との繋がりについて考える。
3週 先端材料と地球環境2 先端材料について理解し、地球環境との繋がりについて考える。
4週 留学について考える 留学に関する説明。
留学に行った学生の体験談を聴き、留学の意味について考える。
5週 知的財産1 知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解できる。
6週 知的財産2 知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解できる。
7週 キャリアプラン(アントレプレナーシップ)1 今後のキャリアについて具体的な目標設定ができている。
8週 キャリアプラン(アントレプレナーシップ)2 今後のキャリアについて具体的な目標設定ができている。
4thQ
9週 基礎演習:物理1 工学・技術者における基盤教育科目の必要性を理解できる。
10週 基礎演習:物理2 工学・技術者における基盤教育科目の必要性を理解できる。
11週 基礎演習:物理3 工学・技術者における基盤教育科目の必要性を理解できる。
12週 基礎演習:物理4 工学・技術者における基盤教育科目の必要性を理解できる。
13週 技術者倫理概論1 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
14週 技術者倫理概論2 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
15週 振り返り、自己採点 エンジニアとして必要とされる素養に関して理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。2
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。2
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。2
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。2
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。2
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。2
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。2
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。2
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。2
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。2
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。2
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。2
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。2
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。2
企業には社会的責任があることを認識している。2
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。2
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。2
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。2
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合004030300100
基礎的能力00201010040
専門的能力00101010030
分野横断的能力00101010030