科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地理
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 創造工学科(機械コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 戸井田克己 他 著『新地理総合』(帝国書院)、荒井良雄他著『新詳高等地図』(帝国書院)、第一学習社編集部編『最新地理図表GEO』(第一学習社)
担当教員 山田 充昭

到達目標

世界の人々の暮らしは地域ごとの特徴を持ち、これが自然と人間生活の係わり合いから生まれることを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業内容や基本的事項が理解でき、地図やGISを活用し、情報収集、読み取り、まとめることができ、地理にかかわる事象を説明したり、自分の考えを加味して論述できる授業内容や基本的事項が理解でき、地図やGISを活用し、情報収集、読み取り、まとめることができる授業内容の基本的事項を理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界の諸地域の自然と社会(人間生活)を、「なぜその場所に、その様に、そのものがなければならないか」を考察する。
授業の進め方・方法:
教員と学生の発問・回答による双方向型授業によって実施する。
注意点:
授業で提示される課題への取り組みは必須。評価は定期試験70%(前期末30%、学年末40%)、レポート等課題30%の割合で行う。

事前・事後学習、オフィスアワー

月から木曜日の16:00~17:00、1-4クラスルーム隣の山田教員室(会議等の事情により不在の場合もあるのでTeams等を活用してアポをお願いします)。このほか、teamsチャットで、授業に関する質問や学習相談を随時受け付ける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 地理授業の進め方留意事項等を理解し、学習の見通しを立てることができる。
2週 地球概観 人間生活に影響を与える自然環境が成り立っている要因について、太陽エネルギー・大気・水等と関連づけて説明できる。
3週 国家と国境 「主権国家体制」や「植民地」・「宗主国」等の語句を用いて、現代国家を特徴づける国家“主権”の成立経緯を説明できる。
4週 国家と国境 〇現代国家の空間的ひろがり「領域」の特徴について、「自然的国境」・「人為的国境」等の用語を使用して説明できる。
〇現代国家における海洋領域の特徴について、「領海」・「接続水域」・「EEZ」等の用語を使用して説明できる。
5週 国家と国境 日本の領域や国境の特徴をふまえた上で、「北方領土」・「竹島」・「尖閣諸島」をめぐって、主にどの国との間に、いかなる経緯によって、どのような問題を抱えているか説明することができる。
6週 国家と国家の関係 20世紀以降、様々な地域で紛争の原因となった東西問題について、「資本主義」・「社会主義」・「冷戦」等の用語を用いて説明できる。
7週 国家と国家の関係 20世紀の紛争「朝鮮戦争」・「ベトナム戦争」の原因について、東西問題(冷戦)と関連づけて説明できる。
8週 国家と国家の関係 「EU」や「ASEAN」の加盟状況や施策を例に、現代における国家間結びつきの効果について説明できる。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3
人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験レポートその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力5020000070
専門的能力0000000
分野横断的能力2010000030