マイコン制御

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 マイコン制御
科目番号 0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(機械コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 コンピュータのしくみを理解するための10章、馬場敬信著、技術評論社
担当教員 佐々木 裕之

到達目標

近年、機械を動かすためにはマイクロコンピュータの知識が必要となってきている、本講義では機械技術者が習得すべきマイクロコンピュータの基礎を学ぶ。具体的には、プログラムを理解するための数理と、I/Oプログラミングを例にした実践的知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マイコンを扱う上で必要な進数表現を自由に扱うことができ、それを使用するマイコンに対して適応することができる。マイコンを扱う上で必要な進数表現を自由に扱うことができる。マイコンを扱う上で必要な進数表現を自由に扱うことができない。
評価項目2整数型、実数型、文字型などのデータ型を自由に扱うことができる。整数型、文字型などのデータ型を説明できる整数型、文字型などのデータ型を説明できない
評価項目3センサの値の変化から、取りうる値の状態を予測し、必要なシステムを提案することができる。センサの値の変化から、取りうる値の状態を予測することができる。センサの値の変化から、取りうる値の状態を予測することができない。

学科の到達目標項目との関係

(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
マイコンを理解するうえで必要な理論と実践を二つを主な柱として、授業を行う。
授業の進め方・方法:
前半はマイコンのプログラムを理解するための数理を中心に板書と演習問題をとく。後半は実際にマイコンのI/O入出力プログラムを例題として解説を行う。また、授業のおわりに自学自習のための課題を出す。
注意点:
本科目は、電気基礎I(2年)、電気基礎II(3年)の学習内容を用いるので、適宜復習しておくことが望ましい。また、本科目は学修単位1単位であるので、事後学習や試験勉強などで約30時間の復習を必要とする科目である。

事前・事後学習、オフィスアワー

事後学習:授業で示された課題、教科書の演習問題を解き、授業では説明しなかった教科書のカラムなどを読んで理解を深める。
オフィスアワー:授業実施日の16:00~17:00 である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マイコンの概要について マイコンの概要について説明することができる。
2週 2進数16進数10進数の変換 各進数の変換について説明することができる。
3週 補数、論理演算 補数表現について理解し説明することができる。
4週 変数とコードの定義 文字型、整数型変数や、BCDコード、文字コードについて説明することができる。
5週 マイコンの回路 メモリやI/Oなどのマイコンの回路について説明することができる。
6週 プログラミングの基礎 プログラミングの基礎を理解し説明することができる。
7週 マイコンの動作 簡単なI/Oプログラミングの動作について説明することができる。
8週 試験
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力300050035
専門的能力300030033
分野横断的能力300020032