機械設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械設計製図Ⅰ
科目番号 0075 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 創造工学科(機械コース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 もちあがり
担当教員 佐々木 裕之

到達目標

前期5週、3DCADの習得を行う。前期10および後期15週:複数の部品から構成されるユニットについて、各種規格を調べ、加工・組立手順を考慮した構想図・部品図を描く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次元CADを用いてモデルの作成ができる。3次元CADを用いて、製図を作成できる。左記ができない.
評価項目2各種規格を調べて、部品を作成することができる。幾何公差を理解して、組立図を作成できる。左記ができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期の5週では、3DCADの操作を学ぶ。前期10週と後期15週では、複数の部品から構成されるユニットについて,各種規格を調べ,加工・組立手順を考慮した構想図・部品図を描く.また,検図に必要なチェックシートを作成し,自ら検図する。
授業の進め方・方法:
1.製図室のパソコンを用いて、3DCADの操作方法を習得する。
2. 加工・組立手順を考慮した構想図・部品図を描くとともに, 検図に必要なチェックシートを作成し,自ら検図する.
注意点:
設計製図は正確さ・部品形状の適切さ,各種規格・記号等の理解度を総合的に採点し、全体の85%の重みとする. 図面作成には思ったよりも時間を要するので,計画的に取組み,提出期限を厳守すること.提出されない場合は採点の対象外となる.
再試験には該当しない.

事前・事後学習、オフィスアワー

事前・事後学習として毎週予習復習を行うこと.
【オフィスアワー】授業日の16:00-17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 FreeCADの概要 インストール、設定の方法、長方形は部品を作成する。
2週 丸棒の製図 Part Designで丸棒のモデルを作成して、TechDrawで製図する。
3週 穴あきブロック 穴あきブロックを作成し、A2plus で丸棒とアセンブルをする。
4週 穴あきブロックの図面を作成する。 TechDraw で穴あきブロックの製図をする。図記号の入れ方も学ぶ
5週 Inkscape の使い方 図記号を作成したい場合、Inkscape で作成できる。この使い方を学ぶ
6週 フランジ式軸継ぎ手の設計・製図1 フランジ式軸継ぎ手の図を作成する。
7週 フランジ式軸継ぎ手の設計・製図2 フランジ式軸継ぎ手の図を作成する。
8週 フランジ式軸継ぎ手の設計・製図3 フランジ式軸継ぎ手の図を作成する。
2ndQ
9週 フランジ式軸継ぎ手の設計・製図4 フランジ式軸継ぎ手の図を作成する。
10週 フランジ式軸継ぎ手の設計・製図5 フランジ式軸継ぎ手の図を作成する。
11週 コマ形自在軸継ぎ手の設計・製図1 コマ形自在軸継ぎ手の図を作成する。
12週 コマ形自在軸継ぎ手の設計・製図2 コマ形自在軸継ぎ手の図を作成する。
13週 コマ形自在軸継ぎ手の設計・製図3 コマ形自在軸継ぎ手の図を作成する。
14週 コマ形自在軸継ぎ手の設計・製図4 コマ形自在軸継ぎ手の図を作成する。
15週 コマ形自在軸継ぎ手の設計・製図5 コマ形自在軸継ぎ手の図を作成する。
16週
後期
3rdQ
1週 ラジアル滑り軸受けの設計・製図1 ラジアル滑り軸受けの図を作成する。
2週 ラジアル滑り軸受けの設計・製図2 ラジアル滑り軸受けの図を作成する。
3週 ラジアル滑り軸受けの設計・製図3  ラジアル滑り軸受けの図を作成する。
4週 ラジアル滑り軸受けの設計・製図4 ラジアル滑り軸受けの図を作成する。
5週 ラジアル滑り軸受けの設計・製図5 ラジアル滑り軸受けの図を作成する。
6週 平歯車の設計・製図1 平歯車の図を作成する。
7週 平歯車の設計・製図2 平歯車の図を作成する。
8週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図1 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
4thQ
9週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図2 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
10週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図3 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
11週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図4 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
12週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図5 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
13週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図6 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
14週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図7 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
15週 ねじ込み型玉形弁の設計・製図8 ねじ込み型玉形弁の図を作成する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4後2
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4前5,前6,前8,前13,前14,前15
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1,後2,後3,後4,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ図面合計
総合評価割合00010090100
基礎的能力0001004050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000