到達目標
静止流体中に働く力を理解し,問題の計算ができる.
流体の運動を理解し,問題の計算ができる.
管内流れの損失を理解し,問題の計算ができる.
基礎的な流れの問題について問題を作成・解説ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 静止流体中に働く力を理解し,各種法則を使って解析に適用できる. | 静止流体中に働く力を理解し,適用できる. | 左記ができない. |
評価項目2 | 流体の運動の数学的表現を理解し,また各種保存則を使って解析に適用できる. | 流体の各種保存則を理解し,流れの計算に適用できる. | 左記ができない. |
評価項目3 | 流れの損失を理解し説明でき,管路の流れの解析に適用できる.また,物体に作用する流体力を理解し説明でき,解析に適用できる. | 流れの損失を理解し,管路の計算に適用できる.また,物体に作用する流体力を理解し解析できる. | 左記ができない. |
学科の到達目標項目との関係
(E) ものづくりに関する幅広い対応能力を身につける。
説明
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教育方法等
概要:
・4年次の水力学で学んだ流体の運動の取り扱い方法を復習し,理解し課題に取り組む.
・実際の流体機械などを想定した,流体の状態を計算できる能力を高める.
授業の進め方・方法:
・班ごとに課題を解決するプロブレム・ベース・ラーニング形式をとる。
・また、各週冒頭5-10分程度の振り返りは週番班による反転授業とする。
・相互評価は発表やグループワーク作業状況などを学生同士で実施するものとする
注意点:
・4年次の水力学を理解しておくと理解が深まるので,授業前に教科書に目を通しておくとよい.
・週番班による反転授業は評価対象とするため、本講義全体を通し1人1問題以上実施すること
事前・事後学習、オフィスアワー
【事前・事後学習】毎回の課題をレポートとして個別に作成すること、週番班に関しては反転授業用のスライド資料を必ず作成すること。
【オフィスアワー】授業実施日の16-17時
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
流体の性質 |
流体の密度,圧縮率,ニュートンの粘性法則を理解し,説明と計算ができる.
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2週 |
流体の性質 |
流体の密度,圧縮率,ニュートンの粘性法則を理解し,説明と計算ができる.
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3週 |
流体静力学 |
パスカルの原理,アルキメデスの原理,マノメータの原理,水門にかかる力を理解し,説明と計算ができる.
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4週 |
流体静力学 |
パスカルの原理,アルキメデスの原理,マノメータの原理,水門にかかる力を理解し,説明と計算ができる.
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5週 |
連続の式 |
連続の式を理解し説明と計算ができる.
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6週 |
ベルヌーイの定理と応用 |
ベルヌーイの定理を理解し,説明と計算ができる.
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7週 |
ベルヌーイの定理と応用 |
ベルヌーイの定理を理解し,説明と計算ができる.
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8週 |
中間課題 |
1~7回の内容を理解応用し、独自の問題を作成・解き、これを説明した資料を提出する。.
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4thQ |
9週 |
運動量の法則 |
運動量の法則を理解し,流れが管壁に及ぼす力の説明と計算ができる.
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10週 |
運動量の法則 |
運動量の法則を理解し,流れが管壁に及ぼす力の説明と計算ができる.
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11週 |
管路内の流れと損失 |
粘性流体が管路を流れるときの損失を理解し,説明と計算ができる.
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12週 |
管路内の流れと損失 |
粘性流体が管路を流れるときの損失を理解し,説明と計算ができる.
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13週 |
揚力と抗力 |
物体に働く抗力と揚力を理解し,説明と計算ができる.
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14週 |
揚力と抗力 |
物体に働く抗力と揚力を理解し,説明と計算ができる.
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15週 |
期末課題 |
9~14回の内容を理解応用し、独自の問題を作成・解き、これを説明した資料を提出する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 4 | |
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。 | 4 | |
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。 | 4 | |
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。 | 4 | |
パスカルの原理を説明できる。 | 4 | |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 4 | |
平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。 | 4 | |
物体に作用する浮力を計算できる。 | 4 | |
定常流と非定常流の違いを説明できる。 | 4 | |
流線と流管の定義を説明できる。 | 4 | |
連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。 | 4 | |
オイラーの運動方程式を説明できる。 | 4 | |
ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。 | 4 | |
運動量の法則を理解し、流体が物体に及ぼす力を計算できる。 | 4 | |
層流と乱流の違いを説明できる。 | 4 | |
レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。 | 4 | |
ダルシー・ワイスバッハの式を用いて管摩擦損失を計算できる。 | 4 | |
ムーディー線図を用いて管摩擦係数を求めることができる。 | 4 | |
境界層、はく離、後流など、流れの中に置かれた物体の周りで生じる現象を説明できる。 | 4 | |
抗力について理解し、抗力係数を用いて抗力を計算できる。 | 4 | |
揚力について理解し、揚力係数を用いて揚力を計算できる。 | 4 | |
評価割合
| レポート課題 | 相互評価 | 授業態度 | 合計 |
総合評価割合 | 56 | 28 | 16 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 56 | 28 | 0 | 84 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 16 | 16 |