保健・体育Ⅱ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 保健・体育Ⅱ
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(電気・電子コース) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Activesports
担当教員 本間 浩二

到達目標

⒈ 集団行動:ルールやマナー・モラルに留意し、他者と協調して行動できる。
⒉ 向上心:課題や物事に対して、前向きに取り組む姿勢を体現できる。
⒊ 安全管理:周囲や環境への安心感、安全配慮がみれる態度が図れる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
レディネス (時間,服装,集団行動,体調管理)・時間、服装、整列、挨拶といった規律を守ることができる。 ・体調を整え授業に向かうことができる。・規律維持や体調管理が不十分なこともあるが、ある程度できる。・規律、体調管理に対する意識が低い。
主体性・ルール,マナーを高い意識で発揮できている。 ・自身の長所を発揮して、集団に貢献できる。・ルールやマナー、モラルを守り、自身の持つ能力を発揮できる。・ルールやマナー、モラルを守ることができない。
コミュニケーション意識・集団に貢献できる声がけを自ら発することができる。・集団の意見を聞き、自分の意見を伝えることができる。・集団の意見を聞かず、自己主張のみが目立つ。
チームワーク・他者と協調協働できる。 ・目的意識を持って行動ができる。・集団において他者と協調協働して行動ができる。・集団内で協調・協働して行動できない。
責任感・集団の目標達成のために、自らを律して前向きな取り組みができる。・集団の動きに合わせ、マイナス行為を戒めて行動できる。・集団の一員としての意識が持てず、周囲へ悪影響を与えてしまう。
安全・環境管理・用具や施設を正しく大切に使用し、周囲にも安全配慮を促せる。・用具や施設を正しく使用できる。・周囲や環境への安全配慮ができない。
競技別スキル・競技特性に応じたスキルができる。・競技スキルに応じたスキル獲得の意識がみられる。 ・競技特性に応じた行動が図れない。

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。   説明 閉じる

教育方法等

概要:
〇2学年として、主体的な行動選択と他者配慮を身につけることを大切にする授業である。
・運動実践を通して運動技能を高めると同時に、運動の楽しさや喜びを感得する。
・自己の体調を整え、体力向上と健康の保持増進習慣を養う。
・集団行動の中で、協力、責任などの社会的態度を育み、社会性を身につける。
授業の進め方・方法:
・準備運動(ランニング、ストレッチ)の意義を理解し、怪我予防のために実施する。
・適時種目内容に応じた施設・設備、用具を活用し、毎時間の目標に沿って授業を進めていく。
注意点:
・服装は学校指定の運動着または、クラスで製作したTシャツとする。(シューズは体育館用であれば確認不要)
※ 通常の服装が困難な場合は、担当教員に事由を相談し、許可を得ること。
・体調不良、特殊的な事由以外は、遅刻は減点対象となるので注意すること。
・屋外で使用した靴を、体育館用シューズとして再利用することを固く禁ずる。

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワー(OFFICE HOUR)15:00~17:00を原則とするが、都合がつけばいつでも対応する。ケガ相談、テーピング、健康に関わる相談等、可能な限り学生の意向に沿って対応する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・授業ガイダンス
・選択種目ver1 - 1( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球 
・各種目のルールを守り、安全な環境設営ができる.
2週 ・選択種目ver1 - 2( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・仲間と協力して行動できる.
3週 ・選択種目ver1 - 3( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・実戦に向けた基本的技術習得のための練習を実践できる.
4週 ・選択種目ver1 - 4( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・基本技能を活かし、楽しく意欲的に競技することができる.
5週 ・選択種目ver1 - 5( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・自己の能力に応じ、楽しみながらゲームに参加できる.
6週 ・選択種目ver1 - 6( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・大会本番に向けてクラスメイトへの支援ができる.
7週 ・選択種目ver1 - 7( 校内体育大会 - 練習4種目から選択)
1) サッカー/ソフトボール 
2) バドミントン/バスケットボール 
3) ソフトバレー 
4) 陸上/卓球
・大会本番に向けてクラスメイトへの支援ができる.
8週 ・ソフトボール1(雨天時:館内種目2種)
・キャッチボール、打撃における基本動作ができる.
2ndQ
9週 ・ソフトボール2(雨天時:館内種目2種)
・競技の危険性を考慮した練習参加、ゲーム運営ができる.
10週 ・ソフトボール3(雨天時:館内種目2種)
・チームメイトと連携を図ることができる.
11週 ・ソフトボール4(雨天時:館内種目2種)
・自己の能力に応じ、楽しみながらゲームに参加できる.
12週 ・ソフトボール5(雨天時:館内種目2種)
・仲間と協力して、安全な環境設営ができる.
13週 ・ニュースポーツ1
・競技スキル動作を体現できる.
14週 ・ニュースポーツ2
・競技ルールを理解したゲーム運営ができる.
15週 ・ニュースポーツ3
・チームメイトとチーム戦術や連携を図ることができる.
16週 ・ニュースポーツ4
・自己の能力に応じ、楽しみながらゲームに参加できる.
後期
3rdQ
1週 ・バスケットボール1
・パス、ドリブル、シュートの基本的技術ができる.
2週 ・バスケットボール2 ・ポストプレー,フェイントなどの技術に積極的に取り組める.
3週 ・バスケットボール3
・チーム内で戦術や役割を考えて、試合に挑める.
4週 ・バスケットボール4 ・試合展開方法を考えることができる.(Aコート、Bコート2箇所)
5週 ・バスケットボール5
・ゲーム運営(審判,スコア管理)を率先して行うことができる.
6週 ・球技/選択制(2~3種)
・競技種目の特性に応じた基本動作ができる.
7週 ・球技/選択制(2~3種)
・チームメイトとチーム戦術や連携を図ることができる.
8週 ・球技/選択制(2~3種)
・自己の能力に応じ、楽しみながらゲームに参加できる.
4thQ
9週 ・球技/選択制(2~3種)
・勝敗に関わらずに相手や味方を称えられる姿勢を発揮できる.
10週 ・球技/選択制(2~3種)
・ゲーム運営(審判,スコア管理)を率先して行うことができる.
11週 ・ラケット競技 & コート球技(交代制)
・基本技能を活かし、楽しく意欲的に競技することができる.
12週 ・ラケット競技 & コート球技(交代制)
・チームメイトとチーム戦術や連携を図ることができる.
13週 ・ラケット競技 & コート球技(交代制)
・自己の能力に応じ、楽しみながらゲームに参加できる.
14週 ・ラケット競技 & コート球技(交代制)
・勝敗に関わらずに相手や味方を称えられる姿勢を発揮できる.
15週 ・ラケット競技 & コート球技(交代制)
・ゲーム運営(審判,スコア管理)を率先して行うことができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

レディネス主体性・自己管理コミュニケーションチームワーク責任感安全・環境管理競技別スキル合計
総合評価割合20102010101020100
レディネス2000000020
主体性0100000010
コミュニケーション意識0020000020
チームワーク0001000010
責任感0000100010
安全・環管理0000010010
競技別スキル0000002020