到達目標
講義・問題演習を通して,物理現象を系統的・論理的に捉える基礎能力を身につける.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 平面運動 | 物体の平面運動について,力ベクトルの合成・分解を用いて力のつり合いの式を立てることができ,また運動方程式をもとに,物体の位置・速度を求めることができる. | 直線上の物体の運動について,力のつり合いの式を立てることができ,また運動方程式をもとに,物体の座標・速度を求めることができる. | 力のつり合いの式,及び運動方程式を立てることができない。 |
| 仕事と力学的エネルギー | 仕事と力学的エネルギーの関係を理解し,力学的エネルギー保存則を用いて様々な様々な物理量の計算ができる. | 仕事の概念を通じて力学的エネルギーを理解し,仕事と力学的エネルギーの基礎的な計算ができる. | 仕事と力学的エネルギーについて,簡単な計算ができない. |
| 静電気力と電流 | クーロンの法則をもとに,電場の概念を通じて静電気力を説明できる.オームの法則を用いて,電圧,電流,(合成) 抵抗に関する計算ができる.また,自由電子の概念のもと,導体と不導体の違いを説明できる. | クーロンの法則をもとに,静電気力を説明できる.オームの法則を用いて,電圧,電流,(合成) 抵抗に関する基礎的な計算ができる. | クーロンの法則を説明できない.オームの法則を用いて,簡単な電圧,電流,抵抗の計算ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
2年生の『物理』では、1年次の「物理Ⅰ」力学のに引き続き、力学の基本的な物理量の表し方や力と運動の関係について、「平面運動」「力学的エネルギー」等の基礎事項を通して学習する。また、「静電気と電流」の基礎事項についても学び,これらの学習を通して,物理現象を系統的・論理的に捉える能力を培う.
授業の進め方・方法:
講義と (演示) 実験を主とし,問題演習を通して理解を深める.前期に「仕事と力学的エネルギー」「平面運動」「剛体」、後期には「静電気」、「電流」、「コンデンサー」等電気現象の基礎について順次学んでいく.
注意点:
・シラバス末尾の評価割合に沿って評価を行い,総合評価50点以上を合格とする.
・評価割合の「その他」では課題提出・小テスト及び授業に対する取り組み姿勢を評価する.
・試験問題は各達成目標に即した内容で,問題のレベルは教科書の問題、及び問題集の基本問題程度とする.
【再試験について】
総合評価が50点未満のものを対象として再試験を実施する.
事前・事後学習、オフィスアワー
物理の考え方や基本公式を理解し応用できるようになるには,具体的な問題に取り組み、自ら思考することが不可欠である.そのため本講義では,授業中の問題演習とレポート課題だけでなく,問題集(新課程リードα物理基礎・物理)による自学自習を強く推奨する.
【オフィスアワー】
講義日の16:00-17:00,その他随時受付.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
等加速度運動と運動方程式の復習 |
運動方程式と等加速度運動を用いて物体の運動について計算ができる。
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| 2週 |
仕事と仕事率 |
仕事と仕事率に関する計算ができる.
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| 3週 |
運動エネルギー |
物体の運動エネルギーに関する計算ができる.
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| 4週 |
位置エネルギーと保存力 |
重力と弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる. 保存力について理解し,関連した問題が解ける.
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| 5週 |
力学的エネルギーの保存 |
力学的エネルギー保存則について理解し,様々な物理量の計算に利用できる.
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| 6週 |
保存力以外の力がする仕事と力学的エネルギー |
保存力以外の力がする仕事について力学的エネルギーと関連させて理解している.
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| 7週 |
総合問題演習 |
1-6週の内容について、基本的な問題を解くことができる。
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| 8週 |
中間試験 |
1-7週の内容について基本的な問題を解くことができる。
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| 2ndQ |
| 9週 |
平面運動の速度・加速度 |
速度・加速度をベクトル量として説明できる。
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| 10週 |
放物運動:水平投射 |
水平投射した物体の座標、速度に関する計算ができる。
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| 11週 |
放物運動:斜方投射 |
斜方投射した物体の座標、速度に関する計算ができる。
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| 12週 |
剛体にはたらく力:力のモーメントと力のつり合い |
剛体とは何かを理解し,力のモーメントの計算と剛体のつり合いの計算ができる。
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| 13週 |
剛体にはたらく力:合力 |
剛体にはたらく合力の計算ができる。
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| 14週 |
剛体にはたらく力:重心 |
剛体の重心を、2質点系を中心として計算することができる。
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| 15週 |
総合問題演習 |
9-15週の内容について基本的な問題がとける。
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| 16週 |
前期末試験 |
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
静電気力:電荷と帯電 |
帯電の仕組みについて,原子の電荷を基にして理解している.
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| 2週 |
静電気力:クーロンの法則 |
クーロンの法則を説明し,点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる.
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| 3週 |
静電気力:電場 |
電場の考え方を説明でき、点電荷のつくる電場の計算ができる。
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| 4週 |
静電気力:電位 |
電位について、電場との関連性を意識して説明が出来る。
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| 5週 |
物質と電場、コンデンサー |
電場下での導体と不導体の違いについて説明ができる。コンデンサーのしくみを説明できる。
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| 6週 |
コンデンサーの接続 |
コンデンサーの並列・直列接続における合成電気容量の計算ができる。
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| 7週 |
コンデンサーのエネルギー |
コンデンサーに蓄えられるエネルギーの計算ができる。
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| 8週 |
総合問題演習演習 |
1-7週の内容について基本的な問題を解くことができる。
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| 4thQ |
| 9週 |
中間試験 |
1-8週の内容について基本的な問題を解くことができる。
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| 10週 |
電流:オームの法則 |
オームの法則を説明し,電圧,電流,抵抗に関する計算ができる.
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| 11週 |
電気エネルギー |
ジュール熱や電力を求めることができる.
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| 12週 |
抵抗の接続 |
抵抗を直列接続,及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる.
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| 13週 |
キルヒホッフの法則 |
キルヒホッフの法則を用いて回路に流れる電流等の計算ができる。
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| 14週 |
コンデンサーを含む回路 |
コンデンサーを含む回路に流れる電流等の計算ができる。
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| 15週 |
総合問題演習 |
10-14週の内容について基本的な問題を解くことができる。
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| 16週 |
学年末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 物理 | 平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。 | 3 | 前1,前9,前10,前11 |
| 水平投射及び斜方投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | 前9,前10,前11 |
| 仕事と仕事率に関する計算ができる。 | 3 | 前2 |
| 物体の運動エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | 前3 |
| 重力による位置エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | 前4 |
| 弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | 前4 |
| 力学的エネルギー保存の法則について説明でき、その法則を用いて、物体の速度や変位などを求めることができる。 | 3 | 前5,前6 |
| 力のモーメントに関する計算ができる。 | 3 | 前12 |
| 剛体のつり合いに関する計算ができる。 | 3 | 前13 |
| 重心に関する計算ができる。 | 3 | 前14 |
| 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 3 | 後1 |
| クーロンの法則を用いて、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。 | 3 | 後2 |
| 電場、電位について説明でき、点電荷や単純な形状の帯電体の周りに作られる電場や電位に関する計算ができる。 | 3 | 後3,後4 |
| コンデンサの性質を理解し、電気容量などを求めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後14 |
| オームの法則やキルヒホッフの法則を用いて、電圧、電流、抵抗を求めることができる。 | 3 | 後10,後13 |
| 抵抗を直列接続及び並列接続したときの合成抵抗を求めることができる。 | 3 | 後12 |
| ジュール熱や電力に関する計算ができる。 | 3 | 後11 |
評価割合
| 試験 | その他(小テストやレポート) | 合計 |
| 総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
| 基礎的能力 | 60 | 20 | 80 |
| 専門的能力 | 10 | 10 | 20 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |