化学Ⅱ(化学・生物)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 化学Ⅱ(化学・生物)
科目番号 0066 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(電気・電子コース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 化学(実教出版),アクセスノート化学(実教出版)
担当教員 戸嶋 茂郎

到達目標

1.典型元素について,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
2.代表的な金属元素の性質・特徴を理解し,金属イオンの確認および分離方法を説明できる.
3.有機化合物の特徴を理解し,有機化合物の分子式および構造式の決定ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1典型元素について,その単体と主要な化合物の性質・特徴を正しく理解し説明できる.典型元素について,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.典型元素について,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できない.
評価項目2代表的な金属元素の性質・特徴を正しく理解し,金属イオンの確認および分離方法を詳しく説明できる.代表的な金属元素の性質・特徴を理解し,金属イオンの確認および分離方法を説明できる.代表的な金属元素の性質・特徴を理解できず,金属イオンの確認および分離方法を説明できない.
評価項目3有機化合物の特徴を良く理解し,性質や反応性を説明できる.有機化合物の特徴を説明できる有機化合物の特徴を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
応用化学に関する専門科目を学ぶのに必要な化学の基礎について習得するために,無機物質の化学ならびに有機化合物の化学について解説をおこなう.
授業の進め方・方法:
各回の内容を教科書および板書をもとに詳しく解説し,その後演習問題(教科書の問題またはアクセスノート化学)をおこなう.必要に応じて重要事項の復習を交えて理解をより確かなものにする.
注意点:
1年次に履修した化学を適時復習すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 周期表と元素の分類および水素と希ガス 周期表と元素の分類について説明出来る.水素と希ガスの性質・特徴を理解できる.
2週 酸素・硫黄・ハロゲンとその化合物 酸素・硫黄・ハロゲンについて,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
3週 窒素・リンとその化合物 窒素・リンについて,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
4週 アルカリ金属とその化合物 アルカリ金属元素について,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
5週 2族元素およびアルミニウムとその化合物 2族元素およびアルミニウムについて,その単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
6週 鉄・銅・銀とその化合物 鉄・銅・銀の単体と主要な化合物の性質・特徴を理解できる.
7週 金属イオンの分離と確認 金属イオンの確認方法および分離方法を理解し説明できる.
8週 中間試験 50点以上
4thQ
9週 有機化合物の特徴と分類 有機化合物の特徴と分類を説明できる.
10週 飽和炭化水素 飽和炭化水素について,結合様式と化合物の特徴を理解できる.
11週 不飽和炭化水素 不飽和炭化水素について,結合様式と化合物の特徴を理解できる.
12週 酸素を含む脂肪族化合物1 酸素を含む有機化合物の性質や反応性を理解できる.
13週 酸素を含む脂肪族化合物2 酸素を含む有機化合物の性質や反応性を理解できる.
14週 芳香族化合物 芳香族化合物の性質や反応性を理解できる.
15週 高分子化合物 高分子化合物の分類および重合反応について理解できる.
16週 期末試験 50点以上

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。2後9
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。1後10,後11,後12

評価割合

試験発表相互評価取り組み・態度課題提出・小テスト合計
総合評価割合70001020100
基礎的能力4000101060
専門的能力300001040
分野横断的能力000000