保健・体育Ⅰ(保健)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 保健・体育Ⅰ(保健)
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 新高等保健体育(大修館書店)
担当教員 本間 浩二

到達目標

・健康に関わる必要な情報を収集・整理し、自分の知識として獲得できる。
・健康生活に関わる知識や情報を、自身の適切な意思決定と行動選択に繋げることができる。
・獲得した知識を活用して、自身の健康生活の実現に向けた行動を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
分野横断的能力:情報収集・活用提示された健康関連情報を適切に整理してまとめることができる。提示された健康関連情報をまとめることができる。提示された健康関連情報をまとめることができない。
分野横断的能力:自己管理健康関連情報をもとに自分の生活を振り返り、その後の自己管理の在り方について考えることができる。健康関連情報をもとに自分の生活の在り方を認識することができる。健康関連情報をもとに自分自身の生活を考えることができない。
分野横断的能力:課題発見問題提起に対して、獲得した情報を活用し対処法を考えることができる。問題提起に対して、獲得した情報を活用し自分の現状を認識することができる。問題提起を、当事者として受け止めることができない。

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会構造の変化にともなって我々の健康や安全に関わる諸課題も変化している。それらの現状を各種情報を獲得することで理解し、健康についての総合的な認識を深めていく。そして、それら知識を自分自身の生活に結びつけ、生涯を通じて自己の健康を適切に管理していく態度を養うことをねらいながら授業を進めていく。
授業の進め方・方法:
・教科書の内容とそれに関連する情報を加えて作成した学習プリントにそって授業を進める。また、適宜TeamsのForms機能を活用して教科書の内容確認を行う。
・前期末/学年末試験については、授業に使用した学習プリントから内容を精選し『学習内容理解確認テスト』として授業内に行う。
注意点:
・態度面の評価については、MCCの分野横断的能力を反映させ評価項目を設定する。学生自身にも自己評価させる。
・授業には、筆記用具と教科書に加え、プリントを整理するバインダーあるいはクリアファイル等を各自で準備すること。
※下記はあくまで予定である。予定にとらわれず、適時健康に関わる情報提供に努めていく。

事前・事後学習、オフィスアワー

オフィスアワー(OFFICE HOUR)15:00~17:00を原則とするが、都合がつけばいつでも対応する。保健の学習内容のみでなく、ケガ相談、テーピング、健康に関わる相談等、可能な限り学生の意向に沿って対応する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・わが国の健康課題 ・現在の健康水準や病気の傾向について理解できる。
2週 ・健康の考え方 ・健康のとらえ方や考え方の変化について理解できる。
3週 ・健康と意志決定・行動選択
・生活習慣(食事、運動、睡眠)と健康
・生活習慣と健康の関わりについて理解できる。
・適切な意志決定と行動選択の重要性について理解できる。
4週 ・エイズとその予防(感染症の予防) ・エイズとその現状/対策を例にして、感染症の予防知識を実生活に活かすことができる。
5週 ・喫煙
・飲酒
・喫煙の健康害について認識し、適切に対応する必要性を理解できる。
・飲酒の健康害について認識し、適切に対応する必要性を理解できる。
6週 ・応急手当の意義とその基本 ・応急手当の意義と手順について理解できる。
7週 ・心肺蘇生法 ・心肺蘇生法の意義と原理について知識を得ることができる。
8週 ・日常的な応急手当 ・日常的な応急手当の方法について理解できる。
2ndQ
9週 ※前期末試験返却
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 ・欲求と適応機制 ・人間の持つ様々な欲求と適応機制の働きを理解できる。
2週 ・心身の相関とストレス ・心と体の関わりとストレス対処について理解できる。
3週 ・自己実現 ・自己実現と心の健康との関わりについて理解できる。
4週 ・思春期における心身の発達 ・思春期における心身の発達過程について理解できる。
5週 ・性意識と性行動の選択 ・性意識の男女差について知り、適切な性行動の選択を理解できる。
6週 ・健康な結婚生活 ・結婚/家庭生活と家族の健康の在り方について理解できる。
7週 ・妊娠/出産と健康 ・妊娠/出産に関わる理解を深め、将来の家庭生活を考えることができる。
8週 ・家族計画と人工妊娠中絶 ・家族計画の意義と避妊法について理解できる。
4thQ
9週 ※学年末試験返却
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。2
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。2
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。2
企業には社会的責任があることを認識している。2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。2
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。2
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。2
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

授業態度到達目標(分野横断的能力)学期末試験合計
総合評価割合151570100
授業態度(授業準備、聴講姿勢、資料管理)150015
到達目標(分野横断的能力:資料作成・管理,実践意識)015015
学期末試験007070