到達目標
プログラミングの概念を理解し、変数型・配列・分岐・ループ・関数などのC言語の基本概念を理解し、それらを利用したプログラムが記述出来るようになる。そして、問題が与えられた時に、それを解くためのプログラムを作成するまでの一連の動作を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
変数とデータ型 | 整数型,浮動小数点型,データ型変数を宣言して使用でき,計算上の特性を理解し,利用・応用することができる。また、それらの配列(文字列を含む)も自由に操作できる。 | 整数型,浮動小数点型,文字型変数を宣言して使用でき,利用することができる。簡単な配列操作ができる。 | 整数型,浮動小数点型,文字型変数を宣言も使用もできない,利用・応用することも出来ない。 |
評価項目2
演算子と式 | 代入の概念,演算子の優先,論理演算式を理解し,プログラミングに支障がない。 | 代入の概念を理解し,プログラムの振る舞いを追うことができる。 | 代入の意味を理解していないため,プログラムの振る舞いを追えない。 |
評価項目3
条件分岐や反復処理 | 制御構造の概念を理解し,条件分岐や反復処理やそれらの複合動作を理解し,意図通りのプログラムを作成できる。 | 制御構造の概念を理解し,条件分岐や反復処理やそれらの複合動作を理解し,プログラムの振る舞いを追うことができる。 | 制御構造の概念を理解できず,条件分岐や反復処理やそれらの複合動作も理解できていないため,プログラムの振る舞いを追うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。
説明
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教育方法等
概要:
プログラミング言語の仕組み,プログラムの作成から実行までの手順をC 言語をとおして学習する。C 言語の基本的構文を学習し,簡単なプログラムの作成を実習する。
授業の進め方・方法:
講義と実習を交互に行い,パソコンを使って実際にプログラミングを経験することで理解を深める。
中間・期末試験は最初から学んだところまでです。
注意点:
レポートは所定の書式に従って必ずワードで作成し、プリントして提出してください。
レポート提出締切を過ぎた場合は0点になります。
事前・事後学習、オフィスアワー
事前学習は教科書を必ず読んで授業に入ってきてください。事後学習は授業で学んだ内容のプログラムのコードを書いてコンパイルして出力結果を確認してください。
【オフィスアワー】いつもで良いが、メールでアポイントメントをとってから来研してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
場合に応じた処理と何度も繰り返す処理(復習)
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関係演算子と条件、if文、論理演算子について復習し、簡単なプログラムの作成ができる。また、for文、while文、分のネストを復習し、簡単なプログラムの作成ができる。
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2週 |
配列(復習を含む) |
配列宣言、2次元配列、文字列と配列を復習し、構造体配列について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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3週 |
関数(1) |
関数、関数の定義と呼び出しについて理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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4週 |
関数(2) |
引数と戻り値について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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5週 |
関数(3) |
引数と戻り値について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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6週 |
関数(3) |
関数のプロトタイプ宣言、関数マクロ、引数として配列について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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7週 |
関数(4) |
構造体を引数・戻り値として利用、変数とスコープ、記憶の寿命について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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8週 |
ポインタ(1) |
アドレス、ポインタ、引数とポインタについて理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
ポインタ(2) |
構造体の引数としてポインタ・配列の利用について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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11週 |
ポインタ(3) |
アドレス、ポインタ、引数とポインタ、構造体の引数としてポインタ・配列の利用について復習し、簡単なプログラムの作成ができる。
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12週 |
配列・ポインタの応用(1) |
配列とポインタの関係、引数と配列について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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13週 |
配列・ポインタの応用(2) |
文字列とポインタ、文字列の操作について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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14週 |
配列・ポインタの応用(3) |
配列とポインタの関係、引数と配列、文字列とポインタ、文字列の操作について復習し、簡単なプログラムの作成ができる。
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15週 |
いろいろな型、ファイル入出力 |
いろりおな型を紹介し、構造体について復習する。ファイル入出力の基本について理解し、簡単なプログラムの作成ができる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 3 | |
データ型の概念を説明できる。 | 3 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 3 | |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 3 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | |
計算機工学 | 基本的な論理演算を行うことができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |