ソフトウエア工学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ソフトウエア工学
科目番号 0083 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 安井浩之・木村誠聡・辻裕之: 基本を学ぶコンピュータ概論,オーム社
担当教員 髙橋 聡

到達目標

ソフトウェアの基礎について学習し,プログラムとアルゴリズム,基本ソフトウェアと応用ソフトウェア,ネットワークとセキュリティ技術について,概要を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を理解できている。主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を理解できない。
評価項目2コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを理解できている。コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できない。
評価項目3コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。コンパイラの役割と仕組みについて理解できている。コンパイラの役割と仕組みについて理解できない。
評価項目4コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について理解できている。コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について理解できない。
評価項目5コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について理解できている。コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基本的な情報技術全般の中のソフトウェアの基礎について学習する。プログラムとアルゴリズム,基本ソフトウェアと応用ソフトウェア,ネットワークとセキュリティ技術について学習する。
授業の進め方・方法:
教科書を基にしたスライドに沿った講義形式とシラバスに沿った講義資料を基に講義を行う。
中間試験 40%,期末試験 40%,課題(自学・自習) 20%で総合評価し,50点以上を合格とする。
注意点:
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートやオンラインテストを実施します。
2年次開講のハードウェア概論と対をなす科目であることに留意する。
【オフィスアワー】授業当日の12:00~12:45,16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラムとアルゴリズム 主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。
2週 OS(オペレーティングシステム)とは コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。プロセス管理やスケジューリングなどCPUの仮想化について説明できる。排他制御の基本的な考え方について説明できる。記憶管理の基本的な考え方について説明できる。
3週 コンピュータシステム デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。
4週 組込みシステムについて ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。
5週 コンピュータネットワーク プロトコルの概念を説明できる。プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。
6週 インターネットとTCP/IP インターネットの概念を説明できる。TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。
7週 演習課題1
8週 中間テスト
2ndQ
9週 情報セキュリティ コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
10週 情報セキュリティ コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
11週 情報セキュリティ コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。
12週 情報セキュリティ マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
13週 情報セキュリティ演習1 シナリオに基づいたゲーム形式の演習として学習し遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。
14週 情報セキュリティ演習2 別シナリオに基づいたゲーム形式の演習として学習し遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。
15週 演習課題2
16週 期末テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。4前1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4前1
コンピュータシステムネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。4前4
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。4前3
集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。4前3
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。4前3
システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。4前4
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。4前4
システムプログラムコンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。4前2
プロセス管理やスケジューリングなどCPUの仮想化について説明できる。4前2
排他制御の基本的な考え方について説明できる。4前2
記憶管理の基本的な考え方について説明できる。4前2
コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。4前1
情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。3前5
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。3前5
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3前5
インターネットの概念を説明できる。3前6
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3前6
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4前10
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。4前11,前13,前14
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4前11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000002080
専門的能力200000020
分野横断的能力0000000