保健・体育Ⅴ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 保健・体育Ⅴ
科目番号 0086 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 Activesports
担当教員 松坂 渉,松橋 将太

到達目標

⒈ 周囲の人へ思いやりを態度で示すことができる。(協調性・対人コミュニケーション)
⒉ 自らの行動による集団への影響を感じながら、行動選択ができる。(責任感・協調性)
⒊ 自分で決めた取り組み、成果(目標)を達成することができる(意思決定・自己管理)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
1. 参加意欲・主体性授業の意義を理解し、前向きな取組み姿勢が見られる。自ら積極的に行動できる。行動規範が乏しい。
2. 技術発揮・課題挑戦・集団の一員として足並みを揃え、自分の役割に責任をもって取り組む事ができる。 ・実施内容、やるべきことに真摯に取り組むことができる。・自分ができることに取り組める。 ・チャレンジできている。チャレンジ姿勢が見られない。
3. 服装スポーツに適している服装で参加している。 (ジーンズやチノパン、ジャケットなどは適さない) (ピアス、その他の装飾品は外して参加:減点対象)忘れ物があった場合にはきちんと報告した上で参加できている。適切な服装での参加ができない。
4. 自律・規律・授業時間や集合時間を守ることができる。 ・休憩中なども無関係な事に流されず、授業に集中できる。授業に集中した態度で過ごしている。適切な道具使用ができない。
5. 安全管理・道具を適切な方法で使用できる。 ・周囲に対して危険が及ぶこと予測した行動、安全管理ができる。周囲への安全配慮への取り組み姿勢が見られる。適切な安全配慮が見られない。
6. 周りへの声がけゲーム中や休憩時間を問わず、周囲への「前向きな声がけ」「声援」による貢献ができる。周囲への貢献への取り組み姿勢が見られる。貢献姿勢が見られない。
7. 場の雰囲気作り授業に参加するにあたり、適切な雰囲気を保つ事ができるか。授業に適切な雰囲気に貢献できる。授業に適さない雰囲気を示す等、適さない行動が見られる。
8. 試合補助・プレー補助休憩中などに「得点」「タイム管理」などの手伝いができるか。補助しようとする姿勢が見られる。補助姿勢が見られない。
9. リーダーシップマネジメント場面で積極的に発言、コントロールしようとする態度が見られる。マネジメント場面に参加しようとする姿勢が見られる。マネジメントへの行動が見られない。
10. 役割遂行チームにおける自身の役割を遂行しようとする姿勢が見られる。チームの役割を支援する姿勢が見られる。自身の役割を遂行できない。

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1. 授業は隔週かつ学修単位(Formsによるレポート提出)
保健体育Ⅳは2単位【実技:1単位、学修(課題提出):1単位】となっています。
・実技単位は、①『個人選択(個人で種目選択)』スタイルと②『チームマネジメント(担当チームで種目決定、クラス全体で実施)』スタイルの2スタイルで実施します。①、②の取組み態度を評価します。
・学修単位は、授業ごとに取り組み目標をForms提出して頂きます。その上で、Formsと実技態度をリンクさせて評価します。

2. 授業の目的と効果 【運動による自己管理能力向上、非認知能力の育成】
① 『個人で種目選択』スタイルの狙いと目的
種目選択を通じ、「主体性・自律・自己管理」の向上をメインテーマに実践します。毎回、クラスTeamsを通じて種目を提示します。各自の状態に合わせて種目を選択、または自ら提案し、その日の取り組み目標をFormsにて前日までに提出となります。
② 『チームマネジメント』スタイルの狙いと目的
担当チーム内で役割を決めてスポーツを楽しむための空間マネジメントを実施します。人前でのマネジメント経験を通じ、『非認知能力』※(IQや学力テストなど数値化できる認知能力とは異なり、数値化はできないものの生きていく上で欠かせない能力)や『社会人基礎力』(チームワーク、アクション、シンキング)の向上を育みます。
授業の進め方・方法:
① 『個人選択』
I. 授業の前週〜数日前を目処に提示される種目を選択
II. Formsから『種目』と『その日の取り組み目標』を提出
III. Ⅱで提出するForms例は右のQRから確認しましょう。
※ Formsは授業前日の23:59までに提出(締め切り厳守!)
② 『チームマネジメント』
I. 担当チームは実施内容を決めてクラスへ周知
II. 「クラス周知」「道具準備」「進行」「時間管理」「リーダー」「その他(チームから提案)」など、チーム内の役割分担(2人で同一担当OK)を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから報告
III. Ⅱで提出するForms例は右のQRから確認
※ Formsは授業前日の23:59までに提出(締め切り厳守!)
IV. 授業日に役割分担を基に進行や展開
V. マネジメント以外の学生は楽しみ、マネジメントチームを盛り上てる!
注意点:
・服装は適切な服装で参加すること。
※ 体調不良、特殊的な事由以外は、遅刻は減点対象となるので注意すること。
※ 屋外で使用した靴を、体育館用シューズとして再利用することを固く禁ずる。

事前・事後学習、オフィスアワー

非常勤講師のため窓口は松橋教員となります。フィスアワー(OFFICE HOUR)15:00~17:00
※ ケガ相談、テーピング、健康に関わる相談等、可能な限り学生の意向に沿って対応可能です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・体育大会 ・各種目のルールを守り、安全な環境設営ができる。
2週 個人選択(体育大会種目) ・仲間と協力して行動できる。
3週 個人選択(体育大会種目) ・実戦に向けた基本的技術習得のための練習を実践できる。
4週 個人選択(体育大会種目) ・基本技能を活かし、楽しく意欲的に競技することができる。
5週 チームマネジメント① チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
6週 チームマネジメント② チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
7週 チームマネジメント③ チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
8週 チームマネジメント④ チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
2ndQ
9週 チームマネジメント⑤ チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
10週 チームマネジメント⑥ チーム内の役割分担を行い『マネジメント提案書(チーム全員で同じ内容でOK)』をFormsから提出し、実践する。
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

意欲・態度協働・交流自己管理・配慮合計
総合評価割合503020100
1. 参加意欲・主体性100010
2. 技術発揮・課題挑戦100010
3. 服装100010
4. 自律・規律100010
5. 安全管理100010
6. 周りへの声がけ010010
7. 場の雰囲気作り010010
8. 試合補助・プレー補助010010
9. リーダーシップ001010
10. 役割遂行001010