到達目標
1. 各種絶縁体の絶縁破壊機構を理解できる。
2. 高電圧、大電流の発生方法および測定方法を理解できる。
3. 高電圧、大電流を使用する機器、応用活用分野の概要を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各種絶縁体の絶縁破壊機構を理解でき、関連する計算問題が解ける。 | 各種絶縁体の絶縁破壊機構を説明できる。 | 各種絶縁体の絶縁破壊機構を説明できない。 |
評価項目2 | 高電圧、大電流の発生方法および測定方法を説明でき、関連する計算問題が解ける。 | 高電圧、大電流の発生方法および測定方法を説明できる。 | 高電圧、大電流の発生方法および測定方法を説明できない。 |
評価項目3 | 高電圧、大電流を使用する機器、応用活用分野の概要を説明でき、その原理を理解できる。 | 高電圧、大電流を使用する機器、応用活用分野の概要を説明できる。 | 高電圧、大電流を使用する機器、応用活用分野の概要を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気・電子回路の正常動作の妨げとなる、気体、液体、固体絶縁物での放電が発生する様子及び各種電力機器、生産設備の安全使用と高効率活用の基礎を学び、その対応策を理解させる。また、高電界と言う観点で、電力系だけでなく、デバイス系の解析にも必要な内容である。
授業の進め方・方法:
前期中間試験30 %、前期末試験40 %、小テスト、提出物等20 %(自学自習課題)、受講態度・学習への取り組み方10 %を総合的に評価し、総合評価60 点以上を合格とする。各試験は、各達成目標に対応した内容の問題を出題する。試験問題のレベルは、各達成目標が確認できる程度とする。
注意点:
電気主任技術者認定科目の〇科目である。
・授業中の携帯電話・スマートフォンの使用や居眠りは最終評価点から減点する。
・写しと判断した課題は誰がオリジナルであろうと0点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスおよび気体放電現象 |
気体放電現象の発生機構を理解できる。
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2週 |
気体の絶縁破壊1 |
気体の絶縁破壊機構を理解できる。
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3週 |
気体の絶縁破壊2 |
高圧ガス、真空中の放電特性を理解できる。
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4週 |
液体の絶縁破壊 |
液体の絶縁破壊機構を理解できる。
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5週 |
固体の絶縁破壊 |
固体の絶縁破壊機構を理解できる。
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6週 |
複合誘電体の絶縁破壊 |
複合誘電体の電界分布、ボイドの影響を説明できる。
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7週 |
沿面放電とトラッキング (中間試験と解説) |
沿面放電とトラッキング、トリーイングを説明できる。
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8週 |
高電圧、大電流 (中間試験と解説) |
高電圧、大電流の種類を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
高電圧の発生1 |
各種高電圧の発生方法と注意内容、特徴を理解できる。
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10週 |
高電圧の発生2 |
雷・開閉インパルス発生回路と発生意義を理解できる。
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11週 |
大電流の発生 |
各種大電流の発生方法と応用分野を説明できる。
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12週 |
高電圧の測定 |
各種高電圧測定の原理、主な特徴を理解できる。
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13週 |
大電流の測定 |
大電流測定の原理、主な特徴を理解できる。
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14週 |
高圧機器 |
高電圧を使用する機器、応用活用分野の概要を説明できる。
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15週 |
期末試験 |
本科目について包括的に理解できている。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 40 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |