情報理論

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報理論
科目番号 0231 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 稲井 寛、はじめての情報理論、森北出版
担当教員 ザビル

到達目標

情報理論に関する基礎知識を取得させ、将来、情報通信関係の勉強や研究でその知識を活かせること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報通信を行うときに情報の量、暗号化などについて問題なく検討できる情報通信を行うときに情報の量、暗号化などについてだいたい検討できる情報通信を行うときに情報の量、暗号化などについて検討できない
評価項目2様々な暗号化を利用できる様々な暗号化をだいたい利用できる様々な暗号化を利用できない
評価項目3誤り検出のために必要な方法を選べられる。誤り検出のために必要な方法をだいたい選べられる。誤り検出のために必要な方法を選べられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報理論に関する基礎知識を取得させ、情報通信関係の勉強や研究でその知識を活かせるために情報理論に関する基本的な概念の学習
授業の進め方・方法:
1.分かりやすい教科書やスライドの利用
2.課題や宿題を与え、進捗の確認
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 情報のモデル化、情報の発生、表現、伝送 情報理論について基礎知識を身につける
2週 情報量、エントロピー 情報量やエントロピーを計算できる
3週 情報源、シンボル 情報源やシンボルについて理解できる
4週 マルコフ情報源 マルコフ情報源を理解できる
5週 情報源符号化、クラスと符号式、マクミラン符号式 クラス符号式、マクミラン符号式などの様々な符号式について知る、それらを利用できる
6週 符号長、モールス符号、シャノン符号 様々な符号式について知る、それらを利用できる
7週 ハフマン符号 ハフマン符号について知る、それを利用できる
8週 中間試験
4thQ
9週 通信路、特徴のある通信路 通信路の特徴を理解できる
10週 通信路符号化、平均誤まり率 通信路の符号化や誤りについて理解できる
11週 ハミング距離 平均誤り率から必要なハミング距離の計算できる
12週 誤り検出 誤り検出を理解できる
13週 線形符号、パリティ検査符号 線形符号、パリティ符号などの様々な符号について知る、それらを利用できる
14週 巡回符号 巡回符号について知る、それらを利用できる
15週 多項式表現 多項式式について知る、それらを利用できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論離散数学に関する知識をアルゴリズムの設計、解析に利用することができる。4
コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。4
情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。4
情報源のモデルと情報源符号化について説明できる。4
通信路のモデルと通信路符号化について説明できる。4
その他の学習内容基本的な暗号化技術について説明できる。4
基本的なアクセス制御技術について説明できる。4

評価割合

試験宿題課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合403030000100
基礎的能力20201000050
専門的能力20102000050
分野横断的能力0000000