実践情報処理

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 実践情報処理
科目番号 0259 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 やさしいJAVA、高橋愛麻奈(SBCreative)
担当教員 ザビル

到達目標

(1) Java言語の基本的な文法で記述された手続き型のプログラムを理解でき、作成できる。
(2) Java言語のクラスを利用したプログラムが理解でき、作成できる。
(3) Java言語で記述されたオブジェクト指向のプログラムが理解でき、作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題からJava言語の構造化プログラミングできる課題からJava言語の構造化プログラミングヒントがあればできる課題からJava言語の構造化プログラミングヒントがあっても難しい
評価項目2課題からJava言語のオブジェクト指向のプログラミングできる課題からJava言語のオブジェクト指向のプログラミングヒントがあればできる課題からJava言語のオブジェクト指向のプログラミングヒントがあっても難しい
評価項目3Java言語の様々な機能利用するようになり、小さな実社会でも利用可能なプログラムを作成できる。Java言語の様々な機能利用するようになり、小さな実社会でも利用可能なプログラムをヒントがあれば作成できる。Java言語の様々な機能利用するようになり、小さな実社会でも利用可能なプログラムをヒントがあっても作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オブジェクト指向プログラミング言語Java言語を用いて、手続き型プログラミング、メソッドを用いたプログラミング、オブジェクト指向プログラミングについて学習する。
授業の進め方・方法:
授業中Java言語の様々な機能をコンピュータでプログラムを作成しながら学ぶ。
学んだ知識を確認するため、宿題を与え、プログラムを作成してもらう。
注意点:
試験は基本的に講義で取り上げた内容、例題及びその類題から出題する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Javaのプログラムのしくみ、JDKをインストールする方法、プログラムの作成、コンパイルのしくみ、プログラムの実行など 変数とデータ型の概念を説明できる。
2週 画面への出力、コードの内容、文字と数値、変数、識別子、型、変数の宣言 画面に必要なメッセージを出力できるようになる
3週 キーボードから入力、式と演算子、演算子と優先順位型変換、if文、switch文、論理演算子 キーボードからデータの読み取りができる。If文を利用できる
4週 何度も繰り返すfor文、while文、do~while文 様々なループ方法を利用できる
5週 配列、配列の準備と利用、配列変数、多次元配列 配列を利用してプログラムを作成できる
6週 クラスの宣言、オブジェクトの作成、クラスの利用、メソッドの基本、メソッドの引数と戻り値 簡単なクラスを宣言し、プログラムで利用できる
7週 メソッドのアクセスの制限、メソッドのオーバーロード、越すトラクタ、コンストラクタのオーバーロード コンストラクタ、オーバーロードなどのクラスの様々な機能を利用できる
8週 (中間試験)・レポート
4thQ
9週 クラスライブラリ、文字列を扱うクラス、オブジェクトの配列 クラスで文字列の扱いができる
10週 新しいクラス、継承、メンバへのアクセス、オーバーライド、オブジェクトクラスの継承 新しいクラス、継承、オーバーライドなどの機能を利用できる
11週 インターフェイス(抽象クラス) 抽象クラスやインターフェースを利用できる
12週 大規模なプログラムの開発、ファイルの分割、パッケージの基本、パッケージの利用、インポート、 ファイル、パッケージなどの機能を利用できる
13週 例外と入出力処理、スレッド 例外、スレッドなどを利用できる
14週 アプレット 簡単なアプレットを作成できる
15週 GUIデザイン 実社会で利用できるGUIを作成できる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミングプログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4
主要な計算モデルを説明できる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4

評価割合

試験レポート課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合353035000100
基礎的能力15201500050
専門的能力20102000050
分野横断的能力0000000