情報リテラシー

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 教員作成資料
担当教員 遠藤 博寿,伊藤 卓朗

到達目標

鶴岡高専の情報処理教育の導入として,情報演習室1の設備運用のルールを理解したうえで,情報倫理の理解と実践を促す.アプリケーションの活用としてWordとExcelの基本操作を身に付け,表・図・グラフ・数式を含む文書作成ができるようになることを目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報演習室1の機器の運用をネット利用のマナーに従って適切に行うことができる.情報演習室1の機器の運用を行うことができる.左記ができない.
評価項目2Word, Excel, PowerPointを用いた書式設定・文書作成・文書校正を課題設定に従って適切に行うことができる.Word, Excel, PowerPointを用いた書式設定・文書作成・文書校正を行うことができる.左記ができない.
評価項目3コンピュータ、ネットワーク、セキュリティにの重要性ついて正しく理解することができる.コンピュータ、ネットワーク、セキュリティについて理解することができる.左記ができない.

学科の到達目標項目との関係

(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータリテラシーを身に付け,情報機器の基本操作を学習します.アプリケーションソフト(Word,Excel, PowerPoint)の基礎を学習して,実践力の涵養を行います.
授業の進め方・方法:
教員作成資料に従って基本操作を習得し,その内容の理解を深めます.実践力の涵養のために課題を与えますので,各自基本操作に止まらずに実践力を高めるトレーニングを繰り返してください.
注意点:
この授業に取り組む上での準備学習として情報機器の操作習熟がありますが,コンピュータの購入は必要ありません。情報演習室1を活用してください。また,基本操作の体験学習に止まらずに実践力を身に付けるためには、試行錯誤を繰り返して工夫したり挑戦したりする事が重要です.各自のペースで出来る事,出来ない事を確認してみてください.

事前・事後学習、オフィスアワー

【事前・事後学習】情報演習室1は授業優先ですが,昼休みや放課後など自由に活用することができます.各自の予定を調整して,復習や課題作成にこの時間を活用してください.
【オフィスアワー】授業日の16:00-17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報演習室1での環境整備
Office365を用いたメールの環境設定
設備・機器の活用方法の理解と情報倫理を身に付けることができる.
インターネットの仕組みを理解し,本校のメール環境を活用することができる.
2週 タイピングソフトの活用 タイピングソフトのサイトに接続し、タイピング練習を自学できる.
3週 Windowsの基本操作
Wordの基本操作(Word1)
Windowsを使いこなすための基礎知識や基本操作を理解することができる.
Wordの基本的な操作ができる.
4週 情報演習室利用のガイド学習
OneDriveの実践活用
情報演習室の使用規則を理解する.
OneDriveを作成し、ファイルを保存できる.
5週 情報倫理の学習
インターネットにおける主なトラブルとその対策を説明できる.
Wordでレポートを作成できる.
6週 課題学習(Word2) Wordを用いて課題を作成できる.
メールに課題を添付して提出できる.
7週 課題学習(Word3) Wordで体裁(レイアウト,作表,数式記述)を編集できる.
8週 Excelの基本操作 四則演算、グラフ作成など、エクセルの基本操作ができる.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 情報リテラシーの重要性 excelでの基本用語・基本操作を理解し,効率よく作表することができる.
11週 コンピュータで使われる記数法 2進数、16進数など、コンピュータで使われる記数法の基礎について理解できる.
12週 ネットワークのセキュリティーについて 身近にあるネットワーク関連の危険とセキュリティについて理解できる.
13週 情報デザインの工夫 情報デザインを意識してフォントや色彩選ぶことができる.
14週 Power Pointの基本操作 PowerPointの基本操作ができる.
15週 夏季休暇課題発表 夏季休暇の課題を発表する.
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

課題前期中間課題レポート前期期末その他合計
総合評価割合103010103010100
基礎的能力1020101020575
専門的能力0100010525