科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 地理
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 片平博文ほか(2019)新詳地理B,帝国書院.帝国書院編集部編(2019)新詳高等地図,帝国書院.
担当教員 澤 祥

到達目標

世界の人々の暮らしは地域ごとの特徴を持ち,これが自然と人間生活の係わり合いから生まれることを理解できる.「なぜ,その場所に,その様にそのものがなければならないか」を地理学的に考えられるようになる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1分布をもとに地理的思考ができる授業内容の基本的事項を理解できる授業内容の基本的事項を理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界の諸地域の自然と社会(人間生活)を,地名・事項の暗記ではなく,「なぜ,その場所に,その様にそのものがなければならないか」を考えながら説明・考察する.
授業の進め方・方法:
教員と学生の発問・回答による双方向型授業によって実施する.
注意点:
教員の説明・発問をよく聞くことがポイントである.板書事項だけでなく,教員が話しただけの内容もノートできるようになることを望む.

事前・事後学習、オフィスアワー

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地域による生活の違いを考える 地理的な考え方を理解できる
2週 生活舞台としての地球 地球の構成が理解できる
3週 緯度経度 緯度経度の原理を理解できる
4週 時差 時差を理解し時差の操作ができる
5週 地形 地形形成の原理を理解できる
6週 気候とはなにか 気候の意味が理解できる
7週 気候要素 機構三要素:気温・降水量・風に基本を理解できる
8週 気候因子1 気候要素が場所によって変化する理由を理解できる
2ndQ
9週 気候因子2 気候要素が場所によって変化する理由を理解できる
10週 ケッペンの気候区分1 ケッペンの気候区分の原理を理解できる
11週 ケッペンの気候区分2 ケッペンの気候区分の原理を理解できる
12週 ケッペンの気候区分3 ケッペンの気候区分の原理を理解できる
13週 世界の気候と人間生活1 ケッペンの13の気候型を理解できる
14週 世界の気候と人間生活2 ケッペンの13の気候型を理解できる
15週 世界の気候と人間生活3 ケッペンの13の気候型を理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 地球環境問題 地球環境問題の基礎を理解できる
2週 人種と民族 世界の人種民族紛争の原因を理解できる
3週 民族と国家 民族と国家の関係を理解できる
4週 ヨーロッパ1 EUの基本的な事項を理解できる
5週 ヨーロッパ2 EUの基本的な事項を理解できる
6週 ヨーロッパ3 EUの基本的な事項を理解できる
7週 ヨーロッパ4 EUの基本的な事項を理解できる
8週 アメリカ1 新大陸アメリカの意味を理解できる
4thQ
9週 アメリカ2 アメリカ合衆国の誕生を理解できる
10週 アメリカ3 アメリカの人種民族問題を理解できる
11週 アメリカ4 多文化主義の国アメリカ合衆国を理解できる
12週 中国1 中国の現状を理解できる
13週 中国2 中国の現状を理解できる
14週 韓国・北朝鮮とロシア 隣国の概要を理解できる
15週 ASEAN ASEANの基本的事項を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3
人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702001000100
基礎的能力702001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000