科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 地理
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 戸井田克己ほか『新地理総合』(帝国書院)、帝国書院編集部『新詳高等地図』(帝国書院)、第一学習社編集部『最新地理図表GEO』(第一学習社)
担当教員 山田 充昭,橋間 一彦

到達目標

地図や地理情報システムの活用など地理的技能を身につける
社会的事象を地理用語や地理的技能を用いて説明したり、自分の解釈を加えて論述したり討論することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業内容や基本的事項が理解でき、地図やGISを活用し、情報収集、読み取り、まとめることができ、地理にかかわる事象を説明したり、自分の考えを加味して論述できる授業内容や基本的事項が理解でき、地図やGISを活用し、情報収集、読み取り、まとめることができる授業内容の基本的事項を理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地理や地理情報システムの活用などの地理的技能を、作業などで身につける
国家の役割・位置・分布、地域間の相互関係を理解、考察する
世界各地の生活文化の多様性、現代世界の地球的課題を理解し、国際協力を考察する
自然環境と自然災害を理解し防災を考察するとともに、自分たちの地域における気象災害対策を考える
授業の進め方・方法:
教員の説明・発問、学生の応答、教員の指示による作業や発表など及び学生間の意見交換
注意点:
教員の発問を聞き逃さないようにし、板書以外の説明をメモできるようになる

事前・事後学習、オフィスアワー

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球上の位置と時差 緯度・経度の違いが生活に与える影響を説明できる
2週 地図の役割と種類1 様々な図法を理解し、主題図・一般図を説明できる
3週 地図の役割と種類2 統計地図の種類・利用法を理解し、GISの利用法を説明できる
4週 国家領域や国境、日本の位置や領域 国家の領域や排他的経済水域が与える影響を説明できる
5週 国家間の結び付きと貿易によって結びつく世界 国連の役割や地域ごとの経済的な結びつきを説明できる
6週 交通網・通信地図の役割と種類、交通網の発達と観光のグローバル化 交通・通信・漢江の面での国々の結びつきを説明できる
7週 世界の地形と人々の生活1 大地形・変動帯・安定地域の地形が人々の生活に与える影響を説明できる
8週 世界の地形と人々の生活2 河川がつくる地形、海岸の地形、氷河・乾燥・カルスト地形が人々の生活に与える影響を説明できる
2ndQ
9週 世界の気候と人々の生活1 気温・降水・風が人々の生活に与える影響を説明できる
10週 世界の気候と人々の生活2 ケッペンの気候区分を基に、熱帯・乾燥帯・温帯・亜寒帯・寒帯の気候と植生が人々の生活に与える影響を説明できる
11週 世界の気候と人々の生活3 オセアニアの生活文化や産業、東南アジアの生活文化を説明できる
12週 世界の言語・宗教と人々の生活1 イスラームと人々の生活の関わりを説明できる
13週 世界の言語・宗教と人々の生活2 ヒンドゥー教と人々の生活の関わりを説明できる
14週 歴史的背景と人々の生活1 移植の歴史と人々の生活の関わりを説明できる
15週 歴史的背景と人々の生活2 植民地支配の歴史や国家体制の変化と人々の生活の関わりを説明できる
16週
後期
3rdQ
1週 世界の産業と人々の生活1 産業力が世界の生活文化に与える影響を説明できる
2週 世界の産業と人々の生活2 経済成長による人々の生活の変化を説明できる
3週 世界の産業と人々の生活3 地域統合が人々の生活や産業に与える影響を説明できる
4週 地球環境問題、資源・エネルギー問題、人口問題 各々の問題を理解し、対策と課題を理解でき、どのような取り組みをすべきか考察できる
5週 食料問題、都市・住宅問題 食料問題解決に向けて、私たちができることを発表でき、都市・住宅問題が発生している地域を挙げ、問題の要因とその対策を説明できる
6週 日本の地形・気候、地震・津波による災害と被災地の取り組み 日本の地形・気候の特徴とそれが形成された要員を説明でき、地震や津波に備えてどのような対策が必要なのか考察できる
7週 火山災害・気象災害と防災、自然災害への備え 火山と共生していくための、生活上の工夫や対策、自分たちが生活する地域の気象災害対策を想定でき、自然災害に備えて自分たちができることを討論できる
8週 生活圏の調査と地域の展望 生活圏にみらえる地理的な課題を解決する方法をまとめられる
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
地球上の生物の多様性について説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3
人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験レポート態度その他合計
総合評価割合702010000100
基礎的能力702010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000