概要:
本授業の主目標は、他者とのコミュニケーションの基本となる日本語能力の、総合的な向上を図ることである。具体的な副目標は次の3点である。1 「情報を正確に受け取る力」(〈聞く能力〉および〈読む能力〉)育成。2 「情報を正確に伝達する力」(〈書く能力〉および〈話す能力〉)育成。3 コミュニケーションの基本となる協調性の涵養。課題提出・小テストは目標達成のため、適宜行う予定である。国語辞典は各自用意すること。なお、2020年度は新型コロナウィルス感染症対策のため、遠隔授業に変更する場合がある。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進める。またグループワークを中心とした演習形式の授業もある。学年末にはパワーポイントによる発表を行う。
注意点:
授業はあらかじめ、予習をしてから臨むこと。ノートは必ずとること。なお、国語辞典(紙媒体・中学校で使用したものも可)は各自用意すること。オフィスアワーは、月曜日15:00~17:00。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
国語Ⅰを受講する目的・目標を説明することができる。
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2週 |
評論(四)「他者を理解するということ」 |
論理の構成や展開を把握し、論旨を理解できる。それに対する独自の意見を持ち、説明することができる。
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3週 |
評論(四)「空気を読む」 |
同上
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4週 |
評論(五)「「知る」ことと「わかる」こと」 |
同上
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5週 |
文学(一)「羅生門」 |
小説の情景描写、心理描写を読み取り、時代背景と共に理解することができる。
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6週 |
文学(一)「羅生門」 |
同上
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7週 |
ファシリテーションスキル |
合意形成の方法を学び、話し合いをスムーズに進めるポイントを理解し、実践できる。
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8週 |
リーディングスキルテスト |
「読む力」を養成するために「正しく読めていない」ことを自覚し、意識することができる。
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2ndQ |
9週 |
古文入門「児のそら寝」「絵仏師良秀」 |
古文読解を通して、当時の生活や価値観を知る。
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10週 |
随筆「枕草子」 |
文章表現の仕方を理解し、同様に自身で作品を作ることができる。
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11週 |
物語「伊勢物語」(芥川) |
古文読解を通して、作品に親しみ、現代との価値観の相違に気づき、意見を持つことができる。
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12週 |
物語「伊勢物語」(筒井筒) |
同上
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13週 |
物語「伊勢物語」(あづさ弓) |
同上
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14週 |
和歌「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」 |
同上
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15週 |
和歌「百人一首」 |
同上
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
プラトン「メノン」 |
「学ぶとはどういうことか」について考え、意見を持つことができる。
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2週 |
評論(二)「自由な主体に必要な「尋ねあい」」 |
論理の構成や展開を把握し、論旨を理解できる。それに対する独自の意見を持ち、説明することができる。
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3週 |
評論(八)「消費されるスポーツ」 |
同上
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4週 |
評論(七)「グローバル化とグローバリズム」 |
同上
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5週 |
文学(一)「夢十夜」 |
小説の情景描写、心理描写を読み取り、時代背景と共に理解することができる。
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6週 |
文学(一)「夢十夜」 |
同上
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7週 |
文学(三)「自分の感受性くらい」 |
詩を鑑賞し、自分のおすすめの詩を紹介し合い、他者の価値観を共有することができる。
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8週 |
プレゼンテーションスキル |
プレゼンテーションに必要な基本事項を理解することができる。
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4thQ |
9週 |
軍記「平家物語」 |
古文読解を通して、当時の生活や価値観を知る。
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10週 |
物語「源氏物語」 |
同上
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11週 |
浄瑠璃「曽根崎心中」 |
同上
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12週 |
発表準備 |
課題に向けた準備を計画的に行うことができる。
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13週 |
発表 |
プレゼンテーションを実践し、他者の発表から学びを得ることができる。
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14週 |
発表 |
同上
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15週 |
発表 |
同上
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後15 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 前16 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 前2 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前4 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前4 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 後10 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前11 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |