到達目標
近代以降の世界史の大局を把握し、現在の国際社会がいかなる経緯で形成され、どのような特徴を持つのものであるのか認識できる。また、各歴史的事象の間にある因果関係を考察できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
基礎的な歴史事象の認識する力 | 歴史用語等を多く習得しており、かつ、同用語等を駆使して近現代の世界情勢を説明することができる。 | 歴史用語等を習得しており、同用語等の意味も理解することができる。 | 左記ができない。 |
歴史事象間の因果関係の考察する力 | 政治・社会の諸情勢がどのような事件引き起こし制度を生み出したか、またその制度や事件が、次世代のどのような政治・社会現象を起こす原因となっているか、その経緯脈絡を説明することができる。 | 近現代の世界情勢を特徴づけている政治・社会要因を説明することができる。 | 左記ができない。 |
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学科の到達目標項目との関係
(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。
説明
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教育方法等
概要:
世界の近・現代史を概観し現在の国際環境を特徴づけることとなった特徴的な歴史事象を説明。受講者は、歴史事象間の因果関係や時勢の大局を把握し、各歴史事象が“しかるべくあった”原因・背景を推察できる力を身につける。
授業の進め方・方法:
前期のみ隔週開催の遠隔授業。教科書は、授業内容を確認する一手段として使用。teamsにアップされた授業ファイル(音声解説付)をもとに学習する。授業ファイルは、隔週で月曜日にup。授業ごとに設定された小テストを受けることで、各授業における自身の到達度を自己認識する。
注意点:
学修単位科目であるため、各授業で提示される課題への取り組みは必須。評価は定期試験(前期末試験)60%、各授業ごとに実施するformsでの小テスト40%の割合で行う。
事前・事後学習、オフィスアワー
teamsチャットで、授業に関する質問、学習相談を随時受け付ける。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
大航海時代 |
15C末以降のヨーロッパに大航海時代が到来した背景を、“モンゴル帝国の衰退”、“マン帝国の繁栄”等の語句を使用して説明できる。
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3週 |
宗教改革 |
〇16Cの宗教改革が、ヨーロッパ各地で階級闘争を発生させ、支配体制を揺るがし、外交政策を決定させる要因となったことを、“三十年戦争”、“ユグノー戦争”、“対抗宗教改革”等の語句を用いて説明できる。
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4週 |
絶対王政 |
〇「権利の請願」(1628年)の内容をもとに、イギリス国王チャールズ1世による圧政の概要を説明できる。 〇フランス国王ルイ14世の権力が強大化する経緯を、「三部会」、「フロンドの乱」、「王権神授説」等の語句を用いて説明できる。
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5週 |
市民革命 |
1640年からのイギリスピューリタン革命におけるクロムウェル、1789年からのフランス革命におけるロベスピエールが、それぞれの革命において果たした役割の共通点について説明できる。
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6週 |
アメリカ独立 |
〇18C後半、アメリカがイギリスから独立する際、フランスはどのような関わり方をしたか、「七年戦争」、「アメリカ独立戦争」、「パリ条約」等の語句を使用して説明できる。
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7週 |
産業革命 |
18C中頃からの産業革命において、生産力の革新が国際社会全体の変革をもたらせた経緯を、“工場制機械工業”・“植民地政策”・“世界資本主義”等の語句を用いて説明できる。
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8週 |
総括 |
授業内容についてふりかえり、要点を整理することができる。
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |