政治・経済

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0047 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 政治・経済(佐々木毅他著 東京書籍刊)/ 「政治・経済資料2024」(とうほう)
担当教員 石井 智子

到達目標

1. 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2.帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。
3.自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 民族、宗教、生活文化の多様性の理解民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することについて考察できる。左記ができない。
評価項目2 世界動向の理解帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明しできる。左記ができない。
評価項目3 基礎的な政治・法・経済のしくみ自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを理解し説明できる。自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを理解できる。左記ができない。

学科の到達目標項目との関係

(B) 幅広い教養と技術者・研究者としての倫理を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
政治・経済の基礎を培い、社会人として、教養人として、広い視野で判断する力をつける
授業の進め方・方法:
座学・講義形式。教科書・資料集をもとに、時事問題等を取り上げながら板書・説明する。
注意点:
シラバス末尾の評価割合に沿って総合的に評価し50点以上を合格とする。
状況を鑑み、オンラインで実施する場合があるその場合はオンデマンド配信を行う。
不合格になった場合、再試験を実施する。

事前・事後学習、オフィスアワー

2年次開講の歴史Ⅱの基礎知識が必要になる科目であるため事前学習を行うことに留意する。
事後学習としてレポートや課題・レポートを実施する場合がある。
【オフィスアワー】授業当日の16:00~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1-1民主政治の成立 民主政治とは何か、歴史的視点から理解する。
2週 1-2基本的人権の確立 基本的人権の成立について歴史的観点、および国際的視点から人権の多様化について理解する
3週 1-3現代の民主政治 現代の民主主義について歴史的経緯をもとに議会制民主主義、大衆主義について理解する
4週 1-4世界のおもな政治体制 議会制民主主義、大統領制、社会主義体制など世界の政治体制について理解する。
5週 1-5日本国憲法の制定と基本原理
日本国憲法の成立過程と基本原理について歴理的な視点から考察し、理解する。
6週 1-6基本的人権の保障 憲法に基づく基本的人権の他、社会の変化に伴う新しい人権について理解する。
7週 1-7平和主義 憲法に基づく平和主義と安全保障について理解する。
8週 1-8国会と立法 国会の立法機関について、三権分立の構造について理解する
2ndQ
9週 1-9内閣と行政
内閣と国会についての機能を理解する
10週 1-10裁判所と司法 司法権の独立について理解する。
11週 1-11地方自治 地方自治における民主政治について理解する。
12週 1-12戦後政治と政党 政党政治と民主政治について理解する。
13週 1-13選挙と政治意識 選挙制度と政治への参加意識について理解する
14週 1-14世論と政治参加 世論とマスメディア、情報の多様化によるメディア・リテラシーについて理解する。
15週 1-15国際政治の特質 国際社会における主権国家、安全保障について学ぶ
16週
後期
3rdQ
1週 2-1-資本主義体制の成立 資本主義体制の成立について歴史的経緯から理解する
2週 2-2資本主義経済の発展と変容 資本主義経済の変容の歴史的経緯および社会主義体制と自由主義経済を理解する
3週 2-3経済主体と経済の循環 生産のしくみと企業 経済主体の循環システムおよび企業の社会的責任について理解する。
4週 2-4市場経済の機能と限界 市場経済における活動と市場の失敗について理解する。
5週 2-5国民所得と経済成長 国民所得の状況、変化、景気変動について理解する。
6週 2-6金融のしくみと機能 金融について通貨制度と銀行の役割について理解する。
7週 2-7財政のしくみと機能 財政の役割と政策、租税について理解する。
8週 2-8経済再建から高度成長へ 戦後の経済復興と高度経済成長、民主化について理解する。
4thQ
9週 2-9オイル・ショック後の日本経済 オイル・ショック後の日本経済の変容と産業構造の変化等について理解する。
10週 2-10日本経済の現状 「構造改革」の影響と特徴について理解する。
11週 2-11公害と環境保全 経済活動の課題である公害問題の現状を理解する。
12週 2-12消費者問題 農業・食料問題 市場における消費者としての問題、農業と食料の問題について理解する。
13週 2-13中小企業の現状と課題 日本の中小企業について理解する。
14週 2-14雇用と労働問題 労働問題と労働運動を的視点から理解する、また雇用環境の変化と現代の労働問題について理解する。
15週 2-15社会保障と福祉 社会保障および社会福祉について理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前4
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前4,前7,前12
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前6
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前6,前14,前15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前3
分野横断的能力基盤的資質・能力自己理解自己理解社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
企業には社会的責任があることを認識している。3後1,後2,後15
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3後1,後2,後10
創造性・デザイン能力創造性創造性公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後1,後2,後3,後11
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3後1,後2,後12,後13,後14

評価割合

試験課題・レポート態度合計
総合評価割合702010100
基礎的能力60201090
専門的能力0000
分野横断的能力100010