語学演習(菅野)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 語学演習(菅野)
科目番号 0112 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 Skills for Better Writing〔Revised Edition〕(『構造で書く英文エッセイ』〔改訂版〕),石谷由美子,エマ・アンドリューズ著,(南雲堂,1900円+税)
担当教員 菅野 智城

到達目標

本科目では、4技能(listening, speaking, reading, writing)のうち、writing活動に重視して総合的に英語コミュニケーション能力を伸ばすことを目標とする。
1. まとまった内容の英語を読み、語彙、文法、英語表現を正しく理解できるようになる。
2. 英語で書かれた文章をもとに、パラうラフ・ライティングを通して自分の考えを英語で表現できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 英語の語彙・文法・表現を身につける。英語の表現を身につけ、状況や話の流れに応じて内容を的確に把握することが出来る。英語の語彙・文法・表現を身につけ、ある程度把握ことが出来る。英語の語彙・文法・表現を身につける事が出来ない。
評価項目2 ライティングスキルを身につける。パラグラフ・ライティングの形式にのっとり、論理的に展開する英文を的確に書くことができる。パラグラフ・ライティングの形式にのっとり、論理的に展開する英文をある程度書くことができる。パラグラフ・ライティングの形式にのっとり、論理的に展開する英文を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

(F) 論理的表現力と外国語によるコミュニケーションの基礎能力を身につける。 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語Ⅰ~Ⅶにおいて学習した知識・スキルをもとに、学生は読んだ内容を英語でレポートにまとめ、それを過程を通して基礎的なレベルでの実践的な英語使用を習得することができる。
授業の進め方・方法:
前期は、遠隔授業としてコンテンツ配信型で進める。ライティング課題はオンライン上での提出とする。出席の確認を兼ねて簡単な確認テストを行う。
学生が英語の資料を読み、その内容についてレポートにまとめ、発表する。学習活動としては、パラグラフ・ライティングに重点を置き、比較的短めの英文を論理的に順序立てて書く。授業では、各トピックに焦点を当てながら進めていく。また必要に応じて別途プリントを使用する場合もある。授業の進度や展開によって若干の変更があり得る。
注意点:
語彙に関する項目については、あらかじめ予習してきてください。分からないところはそのまま放置せず、遠慮なく教員に質問に来てください。辞書を使用しないと課題を作成できないので、辞書は必ず持参してください。
【注意】課題がネットによる自動翻訳、他人の写し等、自分の成果物でないことが発覚した場合、すべての課題を無効とする。
成績未到達者について、再試験は実施しない。授業の成績のみで評価する。

事前・事後学習、オフィスアワー

事前学習:パラグラフ・ライティングのスキル向上のために、まとまった内容の英文の読解、要約
事後学習:パラグラフ・ライティングを意識して、論理的な英文を書くための語彙、フレーズ、構文の確認
※事後学習についてはその都度授業で指示する。
オフィスアワー:15:00-17:00、教員室、Teams、電子メールを通による質問、学習相談の受付け

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction
Charter 1: Conclusions / Reasons(1)
準備学習:Chapter 1 リーディング部分の予習
授業の概要説明。
パラグラフ・ライティングの基礎を理解する。
理由と結論の提示による論理展開を理解できる。
2週 Charter 1: Conclusions / Reasons(2)
準備学習:Chapter 1 の復習
主語と時制を手掛かりにできる。
理由と結論の提示による論理展開を英文で表現できる。
3週 Chapter 2: Analysis(1)
準備学習:Chapter 2 リーディング部分の予習
分析による論理展開を理解できる。
4週 Chapter 2:Analysis(2)
準備学習:Chapter 2 の復習
分析による論理展開を英文で表現できる。
5週 Chapter 3:Theory / Proof
準備学習:Chapter 3 のリーディング部分の予習
理論の提示と証明による論理展開を理解できる。
理論の提示と証明による論理展開を英文で表現できる。
6週 Chapter 4: Controversy(1)
準備学習:Chapter 4 のリーディング部分の予習
賛成/反対意見の提示による論理展開を理解できる。
7週 Chapter 4: Controversy(2)
準備学習:Chapter 4 の復習
賛成/反対意見の提示による論理展開を英文で表現できる。
8週 Chapter 5: Comparison / Contract(1)
準備学習:Chapter 5 のリーディング部分の予習
比較・対照による論理展開を理解できる。
2ndQ
9週 Chapter 5: Comparison / Contract(2)
準備学習:Chapter 5 の復習
比較・対照による論理展開を英文で表現できる。
10週 Chapter 6: Classification
準備学習:Chapter 6 のリーディング部分の予習
分類による論理展開を理解できる。
分類による論理展開を英語で表現できる。
11週 Charter 7: Instructions
準備学習:Chapter 7 のリーディング部分の予習
アドバイス提示や指示による論理展開を理解できる。
アドバイス提示や指示による論理展開を英語で表現できる。
12週 Charter 8: Chronological Order (History)
準備学習:Chapter 8 のリーディング部分の予習
時系列の提示による論理展開を理解できる。
時系列の提示による論理展開を英語で表現できる。
13週 Charter 9: Cause & Effect
準備学習:Chapter 9 のリーディング部分の予習
原因と効果による論理展開を理解できる。
原因と効果による論理展開を英語で表現できる。
14週 Charter 10: Process
準備学習:Chapter 10 のリーディング部分の予習
過程の提示による論理展開を理解できる。
過程の提示による論理展開を英語で表現できる。
15週 学習成果の確認(ライティング課題)
準備学習:前回までの総復習
エッセイ・ライティングをとおして自分の意見を英語で表現できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

課題(エッセイ・ライティング)取組み・確認テスト合計
総合評価割合7030100
評価項目1301040
評価項目2402060