国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 0130 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 創造工学科(化学・生物コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 三省堂『精選 現代文B』、第一学習社『新訂総合国語便覧』、国語辞典
担当教員 森木 三穂,有地 智枝子

到達目標

1.論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。
2.相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。
3.社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解できる。
評価項目2相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築できる。
評価項目3社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。社会で使用される言葉を始め広く日本語を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業の主目標は、社会人として最低限必要な「聞く」・「読む」・「書く」・「話す」ことの、総合的な能力向上を目指す。具体的な副目標は次の2 点である。1 論理的思考能力の育成のために、日本語を学び直し、正確な読解力を身につける。2 グループワークを中心に、他者とのコミュニケーションの向上を図り、協調性を身に付ける。課題提出等は、目標達成のため、適宜行う予定である。国語辞典は各自用意すること。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進める。またグループワークを中心とした演習形式の授業もある。
注意点:
授業はあらかじめ、予習をしてから臨むこと。ノートは必ずとること。なお、国語辞典(紙媒体・中学校で使用したものも可)は各自用意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 1年間の授業の流れを理解し、受講する姿勢を身につけることができる。
2週 評論(1)
「「ブーボー」と「マンマ」の記号論」
論理的な文章を読解し、筆者の主張や、論理の展開を読み取ることができる。
3週 評論(1)
「サワルとフレル」
同上
4週 小説(1)
「靴の話」
小説が描き出す世界に親しみ、感想をまとめることができる。
5週 評論(2)
「身体〈の〉疎外」
論理的な文章を読解し、筆者の主張や、論理の展開を読み取ることができる。
6週 評論(2)
「病と科学」
同上
7週 小説(1)
「鞄」
小説が描き出す世界に親しみ、感想をまとめることができる。
8週 話し言葉と書き言葉の使い分け 話す言葉と書く言葉の相違と、TPOによる使い分けを身につけることができる。
2ndQ
9週 手紙の書き方 手紙の基本的なマナーを身につけることができる。
10週 資料の読み取りⅠ 表・図・グラフから、正しい情報を読み取るためのポイントをつかむことができる。
11週 資料の読み取りⅡ 同上
12週 小説(2)
「舞姫」
小説が描き出す世界に親しみ、感想をまとめることができる。
13週 小説(2)
「舞姫」
同上
14週 小説(2)
「舞姫」
同上
15週 まとめⅠ 前期授業の総復習が自力でできる。
16週
後期
3rdQ
1週 明解な文章を書く 読み手に言いたいことが伝わるような文の組み立てと表現を身につけることができる。
2週 要約の力をつける ある程度難しい文章の内容を理解し、要点をまとめる力をつけることができる。
3週 レポート・小論文の書き方Ⅰ 堅実なレポート・小論文を書くための、具体的手順と表記方法を学ぶことができる。
4週 レポート・小論文の書き方Ⅱ 同上
5週 レポート・小論文の書き方Ⅲ 同上
6週 レポート・小論文の書き方Ⅳ 同上
7週 評論(3)
「「私」消え、止まらぬ連鎖」
近代批評を読み、批判精神を理解することができる。
8週 評論(3)
 「南の貧困/北の貧困」
同上
4thQ
9週 資料の読み取りⅢ 表・図・グラフから、正しい情報を読み取るためのポイントをつかむことができる。
10週 資料の読み取りⅣ 同上
11週 資料の読み取りⅤ 同上
12週 履歴書の作成 インターンシップや就職を意識し、具体的に履歴書の準備ができる。
13週 評論(4)
 「日本文化の雑種性」
近代批評の確立者の文章を読み、批判精神というものを理解できる。
14週 評論(4)
「無常ということ」
同上
15週 まとめⅡ 後期授業の総復習が自力でできる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小論など相互評価提出物・態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力603001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000