1. 材料の製造や構造並びに性質の評価方法として、ラジカル重合や、物質の構造や状態を測定する熱分析、吸水率、X線回折、粘度平均分子量あるいは、重合反応速度の測定や電子顕微鏡観察などを行いし、原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的な実験プロセスを行うことができる。
2. 各実験の原理と実験プロセスを理解し測定装置に関して条件を選定し、得られたデータから考察することができる。
概要:
無機材料や高分子材料に関する製造や構造および性質の測定方法を習得する。提出したレポートについて教員とディスカッションを行い実験内容の理解を深める。また、一つのテーマについて各自発表を行う。
授業の進め方・方法:
4名程度の班単位で指定されたテーマについて実験を行う。実験レポートは内容について理解が認められるまで教員とのディスカッションを行う。各自一つのテーマについてプレゼンを行う。
注意点:
事前に実験ノートに、原理、操作方法、測定項目を整理して記載しておく。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 分析化学実験 | 代表的な定性・定量分析装置としてクロマト分析(特にガスクロ、液クロ)や、物質の構造決定を目的とした機器(吸光光度法、X線回折、NMR等)、形態観察装置としての電子顕微鏡の中の代表的ないずれかについて、その原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的なプロセスを行うことができる。 | 4 | 前4,前5 |
代表的な定性・定量分析装置としてクロマト分析(特にガスクロ、液クロ)や、物質の構造決定を目的とした機器(吸光光度法、X線回折、NMR等)、形態観察装置としての電子顕微鏡の中の代表的ないずれかについて、その原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的なプロセスを行うことができる。 | 4 | 前4,前5 |
固体、液体、気体の定性・定量・構造解析・組成分析等に関して必要な特定の分析装置に関して測定条件を選定し、得られたデータから考察をすることができる。 | 4 | 前6,前7 |
固体、液体、気体の定性・定量・構造解析・組成分析等に関して必要な特定の分析装置に関して測定条件を選定し、得られたデータから考察をすることができる。 | 4 | 前6,前7 |
物理化学実験 | 温度、圧力、容積、質量等を例にとり、測定誤差(個人差・器差)、実験精度、再現性、信頼性、有効数字の概念を説明できる。 | 2 | |
温度、圧力、容積、質量等を例にとり、測定誤差(個人差・器差)、実験精度、再現性、信頼性、有効数字の概念を説明できる。 | 2 | |
粘度計を用いて、各種液体・溶液の粘度を測定し、濃度依存性を説明できる。 | 4 | 前8 |
粘度計を用いて、各種液体・溶液の粘度を測定し、濃度依存性を説明できる。 | 4 | 前8 |
熱に関する測定(溶解熱、燃焼熱等)をして、定量的に説明できる。 | 4 | 前9 |
熱に関する測定(溶解熱、燃焼熱等)をして、定量的に説明できる。 | 4 | 前9 |