原子力事故総論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 原子力事故総論
科目番号 0003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 5
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 配布資料
担当教員 鈴木 茂和,實川 資朗

到達目標

①原子力発電所の安全性について理解できるようにする
②海外における原子力事故について理解できるようにする
③福島第一原子力発電所事故について理解できるようにする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
海外における原子力関連事故や核物質による環境汚染などを学ぶ.また,海外と福島事故の相違点,類似点を学ぶ.
授業の進め方・方法:
注意点:
本授業は,文科省の国家課題対応型研究開発推進事業「廃止措置等基盤研究・人材育成プログラム」の一環として全国の高専との連携で実施する.
レポート等を総合的に評価し,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 原子力発電と原子炉の仕組み 原子力発電と原子炉について
2週 原子力と放射線,放射能 原子や原子核の構造,放射性同位体,放射線の性質,化学反応と核反応の違い,被ばく
3週 原子力発電所の安全性 原子力発電所の安全性
4週 原子力事故の原因と結果 炉心溶融,水素爆発・水蒸気爆発,冷却材損失事故,人為的ミス,臨界事故,停電
5週 海外の原子力事故(1) 1940年代から1960年代の原子力事故
6週 海外の原子力事故(2) 1970年代から1980年代の原子力事故
7週 海外の原子力事故(3) 1990年代から2000年代の原子力事故
8週 海外の原子力事故(4) 2010年代の原子力事故
4thQ
9週 核施設での事故 ハンフォードサイト
10週 福島第一原子力発電所事故概要と新規制基準 福島第一原子力発電所事故と新規制基準
11週 汚染水処理について 福島第一原子力発電所での汚染水処理について
12週 原子力事故からの環境回復 除染と中間貯蔵施設
13週 放射性廃棄物処理処分 放射性廃棄物の処理処分について
14週 廃炉に向けた技術開発 内部調査,燃料デブリ取り出し,使用済み燃料保管,廃棄物処理
15週 まとめと総合討論 原子力事故に関する討論と意見交換
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力01000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000