文学「方丈記」

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 文学「方丈記」
科目番号 0073 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 岩波文庫 『方丈記』 市古貞次校注 岩波書店
担当教員 髙野 克宏

到達目標

古文を読解・解釈する基礎的力を身につけるとともに、理解した内容を文章化して表現することができるようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
『方丈記』の読解・解釈を通して豊かな言語感覚を養うとともに、先人たちの教養と人生観に接することによって今日的意味を考える。
授業の進め方・方法:
注意点:
『方丈記』の読解・解釈を通して鴨長明の世界観や人生観を、時代背景と関連付けながら理解する。
定期試験の成績100%で評価し、60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 『方丈記』内容概観 内容概観と『池亭記』
2週 『方丈記』の題名について 題名の意味と筆者の意図
3週 鴨長明の人生1 人生の前半と蹉跌
4週 鴨長明の人生2 河合社禰宜職獲得の失敗・隠遁生活
5週 『方丈記』本文講読1 「ゆく河の流れは絶えずして・・・」
6週 『方丈記』本文講読2 「予ものの心を知れりしより・・・」
7週 テストの返却 テストに関する解答解説
8週 『方丈記』本文講読3 「又治承四年卯月のころ・・・」
4thQ
9週 『方丈記』本文講読4 「又治承四年水無月の比・・・」1
10週 『方丈記』本文講読5 「又治承四年水無月の比・・・」2
11週 『方丈記』本文講読6 「又養和のころとか・・・」1
12週 『方丈記』本文講読7 「又養和のころとか・・・」2
13週 『方丈記』本文講読8 「又同じころかとよ・・・」
14週 『方丈記』本文講読9 「おほかた、この所に住みはじめし時は・・・」
15週 『方丈記』本文講読10 「抑一期の月かげ傾きて・・・」
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000