電気工学基礎

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気工学基礎
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科(R2年度開講分まで) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし(ワークノートを配布)
担当教員 山田 貴浩

到達目標

①直流回路に関する諸法則を用いて,基本的な回路の計算ができる.
②各種電気電子回路素子の使い方や基本的な特性を把握し,回路を実現できる.
③半導体素子や基本的な電子回路の動作を理解し,回路を実現できる.
④実験器具や測定機器を正しく扱うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械技術者が習得すべき電気工学の基礎知識のうち,電気・電子回路の基礎理論について学習する.また,実習を通して回路素子の特性や簡単な回路の動作を確認する.
授業の進め方・方法:
中間試験は授業時間中に50分の試験を実施する.期末試験は50分の試験を実施する.
定期試験の成績を60%,演習問題や実習課題の成績を30%,平素の学習態度を10%として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
予習・復習等の自学自習をしっかり行うこと.
講義の内容に関連する実習を行うので,理論と結び付けて考えるようにすること.
演習や実習には積極的に取り組むこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 機械工学と電気工学の関わり,電子と電流,電気回路を構成する素子
2週 直流回路の基礎① オームの法則,抵抗の接続,分圧・分流
3週 直流回路の基礎② 抵抗のカラーコードの見方
実験器具の基本的な使い方
4週 半導体素子の基礎① 真性半導体と不純物半導体
5週 半導体素子の基礎② ダイオードの構造と基本動作
半波整流回路,全波整流回路
6週 半導体素子の基礎③ トランジスタの構造と基本動作
スイッチング作用と増幅作用
7週 後期中間試験
8週 交流の基礎 直流と交流,周期・周波数,
瞬時値・尖頭値・最大値・実効値
4thQ
9週 オペアンプの基礎① 理想的なオペアンプの性質
反転増幅回路・非反転増幅回路
10週 オペアンプの基礎② オペアンプを用いた反転増幅回路
コンパレータとしての使い方
11週 センサの基礎① センサの分類
光センサ,温度センサ,圧力センサ
12週 センサの基礎② センサの信号を検知する回路の構成
13週 モータと制御の基礎① フレミングの左手の法則
モータの構成と動作
14週 モータと制御の基礎② モータドライブ回路
15週 総合演習 学習内容の総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習問題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力603001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000