機械工学基礎

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工学基礎
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 基礎シリーズ 機械実習 1・2 嵯峨常生 実教出版 配布資料
担当教員 小出 瑞康,鈴木 茂和,赤尾 尚洋

到達目標

①与えられた課題を満足する作品を作ることができる
②基本的な工具,測定器の名称を理解し,使い方を身につける
③工作機械を使った簡単な加工ができる
④学術的な報告書を書くための基本的な作法を身につける
⑤機械工学の基本的な考え方を理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標の内容を実践で理解し、応用できる。到達目標の内容を実践で理解している。到達目標の内容を実践で理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (E) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学の基本となる「モノづくり」の体験を通してモノづくりのおおよその流れ(図面作成,加工,組立,プログラミング等)を学ぶ.
授業の進め方・方法:
定期試験は実施しない
レポートを60 %,作品などを40 %として総合的に評価し,60点以上を合格とする.
注意点:
安全を第一に考え,基本的な工具の使い方,加工技術をしっかり習得すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 シャシーの設計・製作① Solidworksによる簡単な図面の作成と加工
3週 シャシーの設計・製作② Solidworksによる簡単な図面の作成と加工
4週 シャシーの設計・製作③ Solidworksによる簡単な図面の作成と加工
5週 シャシーの設計・製作④ Solidworksによる簡単な図面の作成と加工
6週 報告書作成指導① 実習・実験報告書の作成方法
7週 電子工作・組立① ライントレースロボットの組立
8週 電子工作・組立② ライントレースロボットの組立
2ndQ
9週 電子工作・組立③ ライントレースロボットの組立
10週 報告書作成指導② 実習・実験報告書の作成方法
11週 プログラミング① ライントレースのためのプログラミング
12週 プログラミング② ライントレースのためのプログラミング
13週 プログラミング③ ライントレースのためのプログラミング
14週 走行会 ライントレースロボットの評価
15週 学習のまとめ 実習総括,工場見学
16週
後期
3rdQ
1週 EVの分解と組立① EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
2週 EVの分解と組立② EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
3週 EVの分解と組立③ EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
4週 EVの分解と組立④ EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
5週 EVの分解と組立⑤ EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
6週 EVの分解と組立⑥ EV分解のための工具の使い方
EVの基礎知識
自動車の基本構成
7週 報告書作成指導③ 実習・実験報告書の作成方法
8週 工作実習① 基本的な工作機械の使い方
4thQ
9週 工作実習② 基本的な工作機械の使い方
10週 工作実習③ 基本的な工作機械の使い方
11週 工作実習④ 基本的な工作機械の使い方
12週 工作実習⑤ 基本的な工作機械の使い方
13週 工作実習⑥ 基本的な工作機械の使い方
14週 報告書作成指導④ 実習・実験報告書の作成方法
15週 学習のまとめ 実習総括,工場見学
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
ガス溶接で用いるガス、装置、ガス溶接棒の扱いかたがわかる。4
ガス溶接の基本作業ができる。4
ガス切断の基本作業ができる。4
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4
アーク溶接の基本作業ができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、プログラミングができる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。4

評価割合

試験レポート作品等態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06040000100
基礎的能力06040000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000