科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 物理
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「総合物理1」数研出版
問題集:「リードα 物理基礎・物理」数研出版
担当教員 田中 佑希

到達目標

① 物理学の原理や法則を理解し,説明できるようになる。
② 物理学の原理や法則に基づく数式の計算ができるようになる。
③ 物理学的な考え方を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
力学の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業中にプリント課題を実施する。
定期的に問題集の課題を課すので,授業後に自学する。
定期試験では50分間の試験を実施する。
学年総合の成績は,定期試験70%,課題30%で評価し,60点以上を合格とする。
注意点:
ノートは授業用と課題用の2冊を準備すること。
授業および定期試験では関数電卓を使用するので各自で準備すること。
課題プリントや課題ノートは提出期限を守ること。
前の授業の内容を復習してから,次の授業に臨むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 速度 速さ,等速直線運動
2週 速度 速度,平均の速度,瞬間の速度
3週 速度 平面運動における速度
4週 速度 速度の合成と分解,相対速度
5週 加速度 加速度,平均の加速度
6週 加速度 等加速度直線運動
7週 落体の運動 重力加速度,自由落下
8週 前期中間試験(共通科目試験日)
2ndQ
9週 落体の運動 鉛直投げ下ろし,鉛直投げ上げ
10週 落体の運動 水平投射,斜方投射
11週 力の性質 物体にはたらく力,重力,張力,抗力,弾性力
12週 力の性質 力の合成と分解
13週 力の性質 力のつり合い
14週 運動の法則 運動の三法則
15週 運動の法則 運動方程式
16週 前期期末試験の答案返却
後期
3rdQ
1週 摩擦を受ける運動 静止摩擦力,最大摩擦力
2週 摩擦を受ける運動 動摩擦力
3週 液体や気体から受ける力 圧力,浮力
4週 剛体にはたらく力 剛体,力のモーメント
5週 剛体にはたらく力 剛体のつり合い
6週 剛体にはたらく力 重心
7週 仕事と力学的エネルギー 仕事,仕事率
8週 後期中間試験(共通科目試験日)
4thQ
9週 仕事と力学的エネルギー 運動エネルギー,運動エネルギーと仕事の関係
10週 仕事と力学的エネルギー 重力および弾性力による位置エネルギー
11週 仕事と力学的エネルギー 力学的エネルギー保存則
12週 力積と運動量 運動量,力積
13週 力積と運動量 運動量と力積の関係,平均の力
14週 力積と運動量 運動量保存則
15週 力積と運動量 反発係数
16週 後期期末試験の答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理物理速度と加速度の概念を説明できる。3前1,前5
平均の速度、平均の加速度に関する計算ができる。3前2
直線及び平面運動において、速度をベクトルとして捉え、速度の合成・分解及び相対速度に関する計算ができる。3前3,前4
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の変位、時間、速度に関する計算ができる。3前6
自由落下及び鉛直投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。3前7,前8
水平投射及び斜方投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。3前9
物体に作用する力を図示できる。3前10
力の合成と分解ができる。3前11
質点にはたらく力のつりあいに関する計算ができる。3前12
重力、弾性力、抗力、張力の概念を理解し、それぞれの力に関する計算ができる。3前10
圧力、浮力について説明できる。3後3
運動の三法則について説明できる。3前13
運動方程式を用いて、物体に生じる加速度や物体にはたらく力などを求めることができる。3前14
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。3後1
最大摩擦力に関する計算ができる。3後1
動摩擦力に関する計算ができる。3後2
仕事と仕事率に関する計算ができる。3後7
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3後8
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後9
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。3後9
力学的エネルギー保存の法則について説明でき、その法則を用いて、物体の速度や変位などを求めることができる。3後10
物体の質量と速度を用いて、運動量を求めることができる。3後11
物体の運動量変化が力積に等しいことを用いて、力積の大きさ、速度変化及び加わる平均の力などを求めることができる。3後12
運動量保存の法則について説明でき、その法則や反発係数を用いて、物体の衝突、分裂及び合体に関して、速度変化などを求めることができる。3後13,後14
力のモーメントに関する計算ができる。3後4
剛体のつり合いに関する計算ができる。3後5
重心に関する計算ができる。3後6

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100