科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 化学
科目番号 0029 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新版化学(実教出版)
担当教員 押手 茂克,松田 和雄

到達目標

①化学の基本計算ができる。②状態変化、平衡、エネルギーなどを理解できる。③無機物質の性質を理解できる。④有機化合物の分類を理解し、各グループの性質を説明できる。 ⑤有機化合物の構造を理解し、各異性体の構造を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
化学的な事物・現象について基本的な概念や原理・法則の理解を深め、科学的な自然観を養う。
授業の進め方・方法:
試験は、前・後期の中間・期末ともに50分間で実施する。
定期試験70%、実験レポート・小テスト・授業への参加状況30%として評価する。60点以上を合格とする。
注意点:
物質の性質・製法・用途など、身近な生活の例に照らし合わせて理解することが大切である。また、ただ暗記するのではなく、考えて答えを導けるようにする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 溶液の性質(1) 固体の溶解度
2週 溶液の性質(1) 固体の溶解度
3週 溶液の性質(1) 気体の溶解度
4週 溶液の性質(2) コロイド
5週 溶液の性質(3) 蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下
6週 溶液の性質(4) 浸透圧,ファント・ホッフの法則
7週 実験,または,演習 希薄溶液の性質,または,演習
8週 物質の三態と熱運動 物質の三態、状態変化とエネルギー,飽和蒸気圧
2ndQ
9週 物質とエネルギー(1) 反応熱,熱化学方程式
10週 物質とエネルギー(2) 反応熱の種類,熱化学方程式
11週 物質とエネルギー(3) ヘスの法則,生成熱と反応熱
12週 無機化学(1) 非金属元素の単体と性質
13週 無機化学(2) 非金属元素の単体と性質
14週 実験 ヘスの法則
15週 前期のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 無機化学(3) 非金属元素の単体と性質
2週 無機化学(4) 金属元素の単体と性質
3週 無機化学(5) 金属元素の単体と性質
4週 無機化学(6) 遷移元素の単体と性質
5週 有機化学(1) 有機化合物の特徴と分類
6週 有機化学(2) 脂肪族炭化水素
7週 実験,または,演習 無機物質,または,演習
8週 有機化学(3) 脂肪族炭化水素
4thQ
9週 有機化学(2) 酸素を含む脂肪族化合物
10週 有機化学(3) 酸素を含む脂肪族化合物
11週 有機化学(4) 酸素を含む脂肪族化合物
12週 有機化学(5) 芳香族化合物
13週 有機化学(6) 芳香族化合物
14週 実験 有機物質
15週 後期のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3前12,前13,後1,後2,後3,後4
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3前8
水の状態変化が説明できる。3前8
物質の三態とその状態変化を説明できる。3前8
化学実験化学実験実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。3前14,後14
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。3前14,後14
測定と測定値の取り扱いができる。3前14
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3前14
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3前14,後14
ガラス器具の取り扱いができる。3前14,後14
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。3前14,後14
試薬の調製ができる。3前14,後14

評価割合

試験実験レポート小テスト・課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合7010101000100
基礎的能力7010101000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000