日本語

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 プリント教材使用(『新 中級から上級への日本語』鎌田修から抜粋)
担当教員 嶌 千明,髙野 克宏

到達目標

①日本語の読解力を高め、中上級の語彙・慣用句・漢字・文法事項を習得する。
②既習の日本語を使って、自己の考えや意見を的確に表現する会話力を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中上級の説明文や記事を題材にした読み教材を使用し、生活に必要な情報を与えながら、言語場面に対応する語彙を増やし、文法表現が使いこなせるようにする。
相手に分かりやすく伝えるスピーチを習得する。
授業の進め方・方法:
これまでの日本語学習状況によって生じる格差や不足している部分を補うために、留学生が日常生活で感じた疑問点や関心事、ニュースなども教材として取り上げる。
注意点:
前期試験、後期試験は実施しない。単元まとめテスト70%、演習課題30%で総合的に評価し、60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 スピーチ① 印象に残る自己紹介
2週 「若者の自己評価」 「自身」についての自己評価
3週 「若者の自己評価」 日米の大学生のコミュニケーション・スタイル
4週 「若者の自己評価」 適当にふるまおうとするコミュニケーション・スタイル
5週 「若者の自己評価」 新聞記事の読み方、表・グラフに関する語彙と表現
6週 「重要表現と語彙ドリル」 語彙の練習問題、語彙テスト+漢字テスト
7週 「重要表現と語彙ドリル」 文法の練習問題、文法テスト+漢字テスト
8週 スピーチ② 基本情報の収集、丁寧な紹介と説明
2ndQ
9週 「ジェンダーを考える」 自身のジェンダーに関する考え
10週 「ジェンダーを考える」 生物学的、社会文化的な男女の違い
11週 「ジェンダーを考える」 男の料理 市民権
12週 「ジェンダーを考える」 各国のジェンダーに関する考え方
13週 「重要表現と語彙ドリル」 語彙の練習問題、語彙テスト+漢字テスト
14週 「重要表現と語彙ドリル」 文法の練習問題、文法テスト+漢字テスト
15週 スピーチ③ 基本情報の説明、丁寧な紹介と説明
16週
後期
3rdQ
1週 スピーチ④ まとまりのある構成で、分かりやすく伝える
2週 「ことばと文化」 ミスコミュニケーション
3週 「ことばと文化」 「ノー」と言わない日本人
4週 「ことばと文化」 モンゴルの感謝表現
5週 「ことばと文化」 自国の文化独特の生活習慣や人間関係の在り方
6週 「重要表現と語彙ドリル」 語彙の練習問題、語彙テスト+漢字テスト
7週 「重要表現と語彙ドリル」 文法の練習問題、文法テスト+漢字テスト
8週 スピーチ⑤ 自分なりの考え、感想を分かりやすく話す
4thQ
9週 「心と体のバランス」 健康に関することわざと表現
10週 「心と体のバランス」 健康病の原因と回復方法
11週 「心と体のバランス」 健康病が心身をむしばむ
12週 「心と体のバランス」 『病は気から』の心理
13週 「重要表現と語彙ドリル」 スピーチの流れ、効果的表現、非言語
14週 「重要表現と語彙」 文法の練習問題、文法テスト+漢字テスト
15週 スピーチ⑥ 自分なりの考え、感想を分かりやすく話す
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前9,前10,前11,前12,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。1前9,前10,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。1
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。1後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13,後14
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。1前1,前8,前15,後1,後8,後15
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。1
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。1
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1前1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000