情報処理

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント使用
担当教員 髙橋 章

到達目標

①オペレーティングシステムの意味と種類がわかり、WindowsとLinuxが使える。
②C言語の文法がわかる。
③2進数の意味がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
オペレーティング・システムとC言語の文法を学び、さらに工学的問題の計算の学習を行う。
授業の進め方・方法:
中間試験は50分の試験を実施する。期末試験は50分の試験を実施する。
定期試験の成績を80%、小テストの成績を20%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
コンピュータの学習は、基礎知識を得た上で、使いながら覚えることが多い。復習を繰り返し行って十分に理解すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オペレーティング・システムについて WindowsおよびLinuxの操作法
2週 C言語と他のプログラミング言語について それぞれのプログラミング言語の特徴
3週 ソース・プログラムの作成方法とコンパイル方法 UNIXエディタの使い方
4週 C言語文法(1) 標準出力関数printf()と変換指示子
5週 C言語文法(2) データの型と範囲,2進数
6週 C言語文法(3) 変数の使用と算術代入文,定数
7週 前期中間試験内容の確認
8週 C言語文法(4) 条件による場合分け
2ndQ
9週 C言語文法(5) 繰り返し
10週 C言語文法(6) 配列の使い方
11週 C言語文法(7) 文字型配列
12週 プログラミング演習(最大値) アルゴリズムとプログラミング
13週 プログラミング演習(ソート①) アルゴリズムとプログラミング
14週 プログラミング演習(ソート②) デバッグと改良
15週 総括的な演習
16週
後期
3rdQ
1週 C言語文法(8) 多重ループ
2週 多重ループプログラミング演習 アルゴリズムとプログラミング
3週 C言語文法(9) 2次元配列
4週 2次元配列プログラミング演習 アルゴリズムとプログラミング
5週 C言語文法(10) 数学関数
6週 三角関数表,対数関数表のプログラミング演習 アルゴリズムとプログラミング
7週 後期中間試験内容の確認
8週 C言語文法(11) ユーザー関数,ポインタとアドレス
4thQ
9週 ポインタを使ったプログラミング演習 アルゴリズムとプログラミング
10週 C言語文法(12) 配列と関数
11週 配列を使った関数のプログラミング演習 アルゴリズムとプログラミング
12週 往復スライダクランク機構演習問題(1) アルゴリズムとプログラミング
13週 往復スライダクランク機構演習問題(2) プログラムの実行とデバッグ
14週 往復スライダクランク機構演習問題(3) 実行結果の評価と改良
15週 総括的な演習 ユーザー関数と引数の確認
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4
定数と変数を説明できる。4
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4
条件判断プログラムを作成できる。4
繰り返し処理プログラムを作成できる。4
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000