経営学概論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経営学概論
科目番号 0062 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業中にプリントを配布する。
担当教員 島村 浩,栗林 利紗

到達目標

①経営学に関する基礎用語を学ぶ。
②基礎的事例研究について理解する。
毎回の授業の「理解すべき内容」をひととおりマスターすること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
経営の意味を理解する。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
経営の手法を理解する。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。
経営の課題を理解する。各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本的な事項を説明したうえで、事例も紹介し、企業その他の組織運営のためのメカニズム・起業の収益などについて考える。この科目は、公認会計士事務所を営む講師が、その実務経験を活かし、経営学について授業を行う。
授業の進め方・方法:
中間試験及び期末試験は50分間の試験を実施する。
中間試験40%、期末試験60%で総合的に評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
工学を勉強して、技術者として研究者として活躍するために、経営学の知識も活用してほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 経営学とは何か?
2週 経営管理~変遷 現代企業の出現と発展
3週 経営組織 経営組織の基本構造・形態
4週 企業の国際化 多国籍企業、グローバル経営
5週 集団と組織 集団の機能と組織
6週 経営と業績 企業の目的、収益性、資源管理
7週 マーケティング(1) マーケティング・ミックス、プッシュとプル、製品ライフサイクル、ブランド
8週 マーケティング(2) 市場分析、市場細分化、市場調査
4thQ
9週 経営戦略 ドメイン、競争戦略、ブルーオーシャン戦略
10週 イノベーション 企業のイノベーション、イノベーションのジレンマ
11週 物流管理 流通と物流、ロジスティクス、サプライチェーンマネジメント
12週 リーダーシップ リーダーシップ、動機づけ、コア・コンピタンス
13週 日本の経営管理 日本的経営、組織と個人、評価制度、キャリア形成
14週 今後の経営 企業の社会的責任、コンプライアンス、変化への対応
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。4
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。4
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。4
他者の意見を聞き合意形成することができる。4
合意形成のために会話を成立させることができる。4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。4
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。4
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。4
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。4
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。4
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。4
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。4
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。4
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。4
事実をもとに論理や考察を展開できる。4
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。4

評価割合

中間試験期末試験課題合計
総合評価割合404020100
基礎的能力2020545
専門的能力1010525
分野横断的能力10101030