概要:
ミクロ経済学の基礎的な理論を学習し、市場のメカニズム、企業の経済活動を理解することで、各自が今後の日常生活や仕事の中で直面する様々な問題についての選択や判断、意思決定、問題解決に役立てられるようにする。
ディプロマポリシー(準学士課程)の「1.豊かな教養と周囲に配慮できる人間性」、「3.自ら工夫し、広い視野から新しい発想ができる能力」に対応
授業の進め方・方法:
授業では、スライドとプリントを使用した講義を行うとともに、講義内容に関してインターネットを活用した課題演習を実施する。
定期試験は実施しない。
課題演習の成績を100%で評価し、60点以上を合格とする。再試験は実施しない。
注意点:
各自の将来の目標を念頭に、常に企業やビジネスの動向を把握しておくこと。授業内容とESG(環境、社会、ガバナンス)、SDGsとの関連を意識すること。常にPDCAサイクルを実践し、問題点を改善していくこと。ホウ・レン・ソウを忘れないこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
経済学とは(1) 経済学の基本概念 |
経済学の基本概念について理解し、説明できる。
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2週 |
経済学とは(2) 経済学の課題、経済主体の役割 |
経済学の課題について理解し、説明できる。経済主体の役割について理解し、説明できる。
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3週 |
完全競争市場(1) 完全競争市場の条件、需要と供給の均衡 |
完全競争市場の条件と市場均衡について理解し、説明できる。
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4週 |
完全競争市場(2) 完全競争市場のメカニズム |
完全競争市場のメカニズムと効率的な資源配分について理解し、説明できる。
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5週 |
企業の利潤最大化行動(1) 最適生産量の決定 |
企業の利潤最大化行動(最適生産量の決定)について理解し、説明できる。
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6週 |
企業の利潤最大化行動(2) 損益分岐点と操業停止点 |
企業の利潤最大化行動(損益分岐点と操業停止点)について理解し、説明できる。
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7週 |
不完全競争市場 独占市場、寡占市場、独占的競争 |
独占市場、寡占市場、独占的競争における企業の行動について理解し、説明できる。
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8週 |
市場の失敗(1) 情報の非対称性(逆選択、モラル・ハザード) |
情報の非対称性(逆選択、モラル・ハザード)とその対策について、雇用のミスマッチの問題と関連づけて理解し、説明できる。
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4thQ |
9週 |
課題演習(1) |
キャリアデザインに必要な業界および企業に関す�%
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10週 |
市場の失敗(2) 外部性、公共財、共有資源 |
外部性の問題とその対策について、環境問題と関連づけて理解し、説明できる。公共財とフリーライダー問題、共有資源と共有地の悲劇について、資源問題と関連づけて理解し、説明できる。
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11週 |
企業活動(1) 企業のしくみと役割 |
企業のしくみと役割について理解し、説明できる。
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12週 |
企業活動(2) 企業の社会的責任 |
不祥事の事例から企業の社会的責任について理解し、説明できる。ESG、SDGsと関連づけて企業およびエンジニアの取るべき行動について理解し、説明できる。
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13週 |
企業活動(3) 企業活動における課題 |
企業価値向上のための方策について、ESG、SDGsと関連づけて理解し、説明できる。
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14週 |
課題演習(2) |
企業の社会的責任、企業価値向上に関する取り組み事例についての情報を収集し、その内容をまとめることができる。
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15週 |
まとめ |
課題演習で与えられたテーマに関して、指定された体裁・書式に従い、的確な文章表現とわかりやすい図表でまとめることができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
工学基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 後7,後8 |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 3 | 後7,後8 |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | 後7,後8 |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後7,後8 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | 後7,後8 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 後7 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 後8 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後8 |
基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 後8 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 後8 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 後8 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | 後7,後8 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後8 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | 後8 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | 後8 |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | 後8 |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | 後8 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | 後2,後7,後8 |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | 後8 |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 3 | 後8 |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | 後7 |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | 後2,後7,後8 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | 後2,後5,後6,後7,後8 |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後7,後8 |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | 後1,後2,後8 |